クレイドル・オヴ・フィルス、9枚目のアルバムが完成
暴虐と幻惑の狭間を彷徨う漆黒の悪魔、英国が生んだ美と狂気のヴァンパイア=クレイドル・オヴ・フィルス。
アダムの最初の妻としても知られる夜の魔女「リリス」にまつわる物語を、ロマンティックかつ退廃的な
暴虐サウンドで綴る、これまでで最も美しく、最も破滅的なアルバムが登場!
6~8枚目の3作品のアルバムで共に仕事をしてきた『Roadrunner Records』と袂を分かち、彼ら自身の
レーベル『AbraCadaver』で原盤を管理、そしてイギリスの老舗『Peaceville Records』を通じてアルバムを
リリース。また、前作ではキーボード・パートをCaptain Keyboardsこと(英国軍の元大尉だった)マーク・
ニュービ―・ロブソンが担当、そしてツアーではロージー・スミスが同行することもあったが、レコーディングと
ツアー両面の専属キーボード奏者として、ABIGAIL WILLIAMSやORBなどで活動してきたアシュリー・エリオン
を正式加入させた。彼女はヴォーカル面でも大いに貢献、本作の荘厳深遠なアレンジに大きく寄与している。
また前作のツアーではチャールズ・ヘッジャーがセカンド・ギタリストとして同行していたが、
このたびジェイムズ・マクロイがバンドに復帰した。
本作の主人公に選ばれているのは、聖書の「イザヤ書」やユダヤ教の宗教文書において「夜の妖怪」とされ、
本来はメソポタミアにおける「女の夜の妖怪」とされるリリス(Lilith)である。中世ヨーロッパでは、リリスはアダムの
最初の妻という伝説が生まれた。このリリスの物語にギリシャ神話の一節、テンプル騎士団、カルメル修道女など
についての創作を絡めながらセミ・フィクションのホラーを編み上げている。