イゾレ6年振りのアルバムはDJコーツェの新レーベルから
ヴィラロボスのファースト・アルバム『Alcachofa』と並び名門<PLAYHOUSE>を代表する00年代のジャーマン・ミニマル・ハウス傑作アルバム『We Are Monster』から6年の時を経て、イゾレのサード・アルバム『Well Spent Youth』が完成。サイケデリック且つ独特の空間的なミニマル・ハウス・サウンドで、寡作ながら圧倒的なクオリティーを誇るイゾレ。今回のリリースはDJコーツェが2010年新たにキックオフしたレーベル<PAMPA Records>からの第1弾という事で、大きな注目を集めている作品。披露される11作品は全て新作トラックで、その洗練されたトラックは正にミニマル・ハウス・シーンのオリジネーターらしいアイデアに満ちたイマジネーション豊かなサウンドに仕上がっている。2011年のミニマル・シーンのマイルストーンになるべき芸術的な傑作の登場だ。
「6年間待っていたイゾレーのアルバムが僕等のPAMPAからリリースされる事になったのは本当に嬉しいよ! 彼の音楽は本当に特別なんだ。誰にも似てないし、彼の様な音楽を誰にも作る事が出来ない。まるでイゾレというジャンルの様な音楽だね。」 DJ KOZE (Pampa Records)
Ricardo Villalobos『Alcachofa』
特徴的なヴォコーダー・ヴォイスを用いた中毒性の高いストレンジ・ミニマル『Easy Lee』や、無機質なウワモノが流動的に変化し、いつしか大きなグルーヴを形成してしまう『Bahaha Hahi』、イゾレによるリミックスもリリースされた、じわじわと脳を侵食するようなダーク・エレクトロハウス『What You Say Is More Than I Can Say』など、無数のアイデアが盛り込まれた独創性に満ちたヴィラロボスのファースト・アルバム。野心的な実験を恐れることなくミニマル・テクノ/ハウスのフォーマットに落とし込んだこの作品が、後続へ与えた影響は計り知れない。