Serph、Feticに続くポップ・エレクトロニカ期待の新人“Lupeux”
Serph、fetic、agllisに続きエレガントディスクが贈るLupeux(ルペ)。<エレクトロニカ+ジャズ+映画音楽>とも言えるメロウな音楽性を持ち、feticやSerphなど多くのポップ・エレクトロニカ系アーティスト同様ライヴをしないソロ・アーティスト。Serphをよりジャジーに、nujabesをエレクトロニカ寄りに発展させたようなサウンドを土台に、ストリングスやコーラスの音色でロマンティックにメロディーを奏でます。ほとんどの曲でヴァイオリンなどストリングスの音色を使用しているのが、Lupeuxサウンドの大きな特徴。しかもその使用法はとても爽やかでエレクトロニカらしからぬユニークさ。
ファラオ・サンダースやビリー・ハーパーからの影響を感じさせるロマンティックな「Clove」「Rales」、ストリングスを全面に用いた映画音楽的な「Artemis」「Israfil」、スクエアプッシャー的な泣きメロの影響を思わせる「Ceres」、そして「Unicorn」はまさにこのアーティストを象徴するような曲で、その“胸を打つメロディー”はジャンルを問わず多くの人に聴いて欲しい楽曲です。
ヒット作&傑作を連発する<elegantdisc>の代表作をチェックSerph 『accidental tourist』
若いエレクトロニカ・アーティストに顕著な「メロディー回帰」とも言うべきポップ・エレクトロニカ・シーンの動きに共鳴したファースト・アルバム。ジャジーで美麗なポップ・エレクトロニカ作品で、めまぐるしい曲構成、美しい和声と旋律、そして幻想的でドラマチックな世界観。ジャズとプログレと電子音楽が混在した衝撃のデビュー作!
fetic 『star child』
90年代のIDMが持つポップなフィーリング、DE DE MOUSEやサイロブをほうふつとさせるエフェクト・ボイス、そしてスムース系のジャズ/フュージョンからの影響を融合し、ポップに仕上げるfetic。「星と子供」をテーマに作曲したハートフルで幻想的な本作は、エレクトロニカを極限までポップに構築した「暖かいメロディー」が最大の魅力。
agllis 『parallel girl』
本作最大の聴き所はエラスト(ニカコイ)と、レイ・ハラカミから絶大な影響を受けたという、超絶構築美なハーモニー&メロディー。なんと「chandelier in georgia」という曲はエラストの隠れた名曲「Georgianintokyo」のアンサーソング(トラック)!シンセの音色的にはレイ・ハラカミを思わせる曲も多く、レイ・ハラカミのファンなら思わずニヤっとしてしまう部分もあり。
Mother's Lust Quicksilver 『B.A.Z』
クラブ・ジャズが持っていたラテン要素を、ポストロック/エレクトロニカ的手法でアプローチした作品。どこから生演奏でどこまでがサンプリングかわからないほど、巧妙に施した音処理が圧巻。