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唯一無二の純文学HIP HOP、神門 約2年振りのアルバム

神門、約2年振りのアルバム「神門」。このタイトルに込められた意味合いや気概は、あえて説明する必要もないだろう。彼は虚勢を張るために言葉を使ったりしない。一人の人間が日常を通して選んできた言葉は、だからこそ生々しさを発揮している。その上、心に入り込んでなお熱量を失わない。『ノルマ地獄』から『ギャラ天国』へ、『さて、どう生きようか?』から『なら、こう生きよう』へ、今までの苦悩を乗り越え、その先にあったはずの未来を、本作では現在のものとして明示してくれる。そして、彼は現在のその場所に満ち足りる事なく、次の未来を見据えている。現在完了形の神門がいくつも込められた「神門」は、当然の事ながら濃密な一枚だ。そしてその濃密さはすんなりと心へ入ってくる。彼にしか実現不可能なこのバランスは、唯一無二と評価されてしかるべき強度を持っている。

掲載: 2011年08月07日 05:00

更新: 2011年08月17日 12:47