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フィラデルフィアの至宝 “ラティーフ”の日本独占アルバム第2弾

テディ・ペンダーグラスが残した最後の遺伝子!ホンモノの品格がここに!!

ラティーフ

マイケル・ジャクソンも、クリス・ブラウンも、フェイス・エヴァンスも惚れ込んだ底ナシの才能!2010年の前作『Love Is Love』が各方面で大絶賛を受け、国内累計2万枚を超える大ヒットを記録し、グラミー賞でも提供作がノミネート、フィラデルフィアが誇る至宝シンガー・ソングライター、ラティーフの日本独占アルバム第2弾が登場!シングル「One Kiss」や「Craxy Love」他、前作を全てに上回る内容で、全音楽ファンを虜にする超大作アルバム!!

 

 

TRACKLIST1. Crazy Love
前作のヒット・シングル「Promise Me」を思わせる感動の極甘ミッド。

2. One Kiss
全音楽ファンを唸らせた新生ラティーフ復活曲!

3. Do You Love Me
大御所ジェイムス・ポイザー会心の超極上ミッドスロウ。

4. Let Her Know
イントロで即死! アルバム中最強の呼び声高い超強力ミッド!

5. Dry
前作ヒット「Don't Wanna Be」超え!壮大なメロディに即K.O.必至。

6. Destination Us
ピアノの旋律とメロディが美しすぎる、切なダンサー。  

7. Things Ain't The Same
ライアン・レズリー作の気持ち良さ全開アップ。

8. Inhibitions
疾走感溢れるシンセが心地よい“バック・トゥ・80's”ダンサー。

9. Off In Da Club feat.Ryan Leslie
ラティーフ×ライアン・レズリー!美し過ぎる神ミッド!!

10. Oh Cherry
古き良きソウルマナー溢れるミッドダンサー。

11. Can't Win
フィリー色が見え隠れ、エヴァーグリーンな名曲!

12. Faithful
ラティーフ+アコースティック=鉄板。

LATIF OFFICIAL INTERVIEW!!!!!
■まず最初に、ソングライターとしてフェイス・エヴァンスの「Gone Already」でグラミー・ノミネート、おめでとうございます。今回でミュージック・ソウルチャイルドの「Teach Me」に続いて2回目のノミネートですが、ソングライターとして高評価される気分はどうですか?

まだキャリアの初期の段階で、ソングライターとして名誉ある評価をしてもらえるなんて本当に光栄だよ。確かにもう何年もこの世界でやってきてはいるけど(Motownからアルバム・デビューしてからは9年)、マーヴィン・ゲイのようなレジェンドですら1度しか受賞したことのない(「セクシュアル・ヒーリング」で2部門受賞だが、1年で、という意味で解釈している模様)グラミー賞で2回もノミネートされたなんて名誉としか言えない。

■「Teach Me」も「Gone Already」、それぞれの制作中のエピソードをきかせてください。これらはそれぞれ、ミュージックおよびフェイスのために書き下ろしたもの?

「Teach Me」はミュージックのためのセッションで、6曲ぐらい作った中の1曲なんだけど、トラックを聴いて、すぐにコーラスが頭に浮かんだんだ。1時間ぐらいで完成したなぁ。フェイスの「Gone Already」は、みんなでソングライティング・セッションをしていた中で完成した曲なんだ。でも、結局は完成までに2日かかったけどね。正直、フェイスがあの曲を選んでくれるとは夢にも思ってなかったんだ。でも、神様って時に驚くようなことをしてくれるものなんだよね。

■基本的に、ソングライティングする際のインスピレーションはどこから?

昔の曲や映画や本、いろんなものからインスピレーションを受ける。普段は見過ごすようなことからもね。カラーだったり、天気だったり、洋服だったりも。実は誰にも話したことがないんだけど、面白いことがあったよ。クリス・ブラウンの「Damage」を書いたときなんだけど、その日はもうすでに2曲ぐらい作っていて、クタクタだったんだ。でも「Damage」のビートを聴いて、なんとなくスウィートなスロウ・バラードを書いてみたいと思ったんだよ。自分の全てをさらけ出せるようなね。ジャーメインがトラックを聴かせてくれたときから本当に気に入ってしまって、どうしても自分が書きたいって思ったんだ。でも、あまりに疲れてて、ソファで居眠りしちゃったんだよ。みんなも帰ってしまって、どれぐらい寝ていたかわからないけど、ふと目が覚めてから15分ぐらいで曲を書き上げてしまったんだ。夢の中でもうすでに書き上げてたみたいなもんさ。誰にも話したことがなかったけど、ビートを聴きながら眠って、ほぼ完成した歌と共に目覚めたようなもんさ。実はライアン・レスリーと書いた「Before And After」って曲でも同じことがあったんだ。一緒にミーティングをしてて、一晩中どんな曲にするか話してたんだよね。で、朝5時ぐらいかな、僕もライアンも眠ってしまったんだけど、パッと目が覚めて、“曲が出来た!”って叫んじゃったんだ。まるで脳は全く眠ってなくて、ずっと動いてたようなもんだよ。ソングライティングの魅力ってそういうところにあるんだよね。

■長いブランクの後、2010年にアルバム『Love Is Love』を日本で発表しましたが、これは結局日本だけだったの?もしそうであれば、日本でここまで人気がでたことについてどう思いますか?

日本だけのアルバムだよ。アメリカではソングライター業を中心に活動してきてたからね。僕のデビュー・アルバムは正直言って成功とは言えなかった。曲がどうかというよりも、やっぱりレーベルの問題だったり色々あったからね。でも、マンハッタンが僕の気持ちをアーティスト・モードにしてくれた。前作は僕にとって成長でもあり、人間としてもそれまでに経験してきたことが表現できた。アーティストとしての自分の成長も感じることも出来た。 だからこそ、日本のために2枚目のアルバムを作りたいという気持ちにもなった。アーティストである自分の気持ちを思い出させてくれた日本の人達に音楽で恩返しが出来ればと思ったんだ。

■新作、『Love Life』ですが、まずアルバム全体のコンセプトを教えてください。

意味が2つあるんだ。<みんなが人生を愛するように>という願いと問いかけでのLove Life。自分ももちろん、自分が愛する人達、家族、友人、みんなが愛に溢れた人生を謳歌して欲しいという願いを込めたんだ。そして、恋愛(Love Life)におけるサウンド・トラックとして楽しんで欲しいという意味でのLove Life。愛する人に誠実でいることの大切さだったり、愛する人を得たら絶対に手放しちゃいけないってことを歌ってたりするだろ?昔の恋愛を思い出したり。比較的、健康的な恋愛のストーリーが描かれてると思うんだ。

■あなたはアルバム・タイトルに常に<LOVE>という言葉を使っていますが、あなたにとって愛はなんでしょうか?

全てさ。愛が全て。愛=神、神=愛。この世の全てのものは愛に溢れている。僕は自分が作り、歌う音楽を通じて、常に愛を伝えていきたいと思ってるんだ。みんな愛について語るのを恥ずかしがったりするけど、語らずとも愛は存在する。妬みだって愛の裏返しだよね。愛があるから妬んだりするわけだから。愛こそが人生のエレメント。恋人からの愛だけではなく、自分自身に対する愛もそう。神に対する愛もそう。人には愛が必要だからね。

■今後もアルバムには必ず<LOVE>という言葉をタイトルに織り込んでいく考えですか?

もちろん。LOVEはパワー・ワードなんだ。言葉というのはパワフルなもんなんだよ。愛という言葉を聞いただけで、みんな何かを感じるはず。愛という言葉は、誰の心にも通じると思ってるからね。愛だけでなく、LIFE(人生)という言葉もそう。だから、今後もLOVEとLIFEという言葉は出来る限り使っていこうと思ってる。

■1人の男コーリー・ラティーフ・ウィリアムスと、アーティスト、ラティーフを<愛>という言葉を使って表現してもらえませんか?

ラティーフという名前は元々アラビア語でgentle(穏やか、寛大、優しい)という意味なんだ。僕が曲を発表し始めた頃から、繊細な音楽で知られてきていると思う。そして、1人の男としても、繊細だし、僕の音楽が素の自分を反映していると信じている。自分の繊細な部分を隠そうとするアーティストはたくさんいるけど、僕は、人と会話をしていて相手がどういう人間かわかるように、音楽も同じで、聴いただけでその人がわかるものでなければいけないと思ってるんだ。聴く人が自分を感じるようじゃなきゃダメだってね。僕は常に音楽を通じて自分の心をさらけ出してきた。そして音楽を通じてでも、人と接するときでも、常に愛を感じてもらえるようにしてきたんだ。音楽のことを話すだけでも、僕の音楽に対する愛を感じてもらえると思うし、いつも正直に語り、生きてきたつもりさ。

■アーティストの中には、オルター・イゴが存在して、ステージ上でも違う自分になる、という人達もいますが、あなたは全くそういうタイプではないみたいですね。

今の時代は、人はどうしても、皆を喜ばそうとする傾向にあると思うんだよ。でも、結局は自分らしくいることしか出来ないと思うんだ。回りの人達全員、世界中の人達みんなが求める自分になんてなれないのさ。アーティストとしては、実験的な音楽を作らされたり、逆に自分らしくない一般受けしそうな音楽を作らなきゃいけないこともあるけど、それでも、自分が受け入れられる範囲でしかできないんだよね。結局、自分とは違うことは出来ないわけさ。自分の中で(別人を作り上げようとも)、限界もあるってこと。それを知らずに無理をすると、アーティストとして問題が出てくると思うんだ。だからアーティストとして革命的なことや実験的なことをやったとしても、スティーヴィー・ワンダーだったり、カニエだったり、エリカ・バドゥだったり、ただ自分に正直にという部分が根底にあって出来上がったものは受け入れられる。たとえ、それまでの彼らの音楽とは違うサウンドだろうがね。

■今回もライアン・レスリーと組んでますよね。3作通しては彼だけだと思うのですが、まずあなたがライアンを最初に起用したアーティストの1人だと思います。彼とはファミリーのようにずっと一緒にやっていこうと思っている?

もちろん。元々、僕とライアンが一緒に組んでこの世界に飛び込んだんだ。99年ぐらいにボストンで出会って、一緒にやっていこうと決めたんだよ。彼がハーバード大を卒業した後もボストンに留まってプロデュース活動をし始めてた頃で、僕はバークリー音楽大学にいて、卒業したら音楽教師かなんかになろうと考えていたところだった。そんな時、共通の友達が、彼がプロデュースした曲を聴かせてくれてすごく気に入ったんだ。運命的な出会いだったんだと思う。それで、あるタレント・ショーに出場するときに、彼に来てもらって、バックステージで会ってそれ以来、一緒に音楽をやっていこうってことになった。あまり知られてないことだけどね。初めて世に出た僕らのコラボ曲はティーン・ピープル誌の音楽コンテスト(笑)。実際に優勝したんだ。その後で、僕はバウワウだったりデスティニーズ・チャイルドの前座としてパフォーマンスもするようになった。そして、彼の曲が初めて起用されたのも僕のデビュー・アルバムだし、もちろん、僕にとっても初めてのアルバムだったから、この世界でプロとして共にスタートした同志だね。彼はプロデューサーとして最も熱心なプロデューサーだと思う。プロデューサーというとビートを作るだけの人も多いけど、彼とはキチンとアイディアを分かち合ってやっていける。クインシー・ジョーンズとマイケル・ジャクソンの関係と似てる、と言えばわかりやすいかな。実際に彼には冗談でよく“僕にとってのクインシー・ジョーンズ”って言っているしね(笑)。最近の彼はずっとアーティスト・モードに入っていたけど、この間、また一緒にスタジオに入ろうって話をしたばかりさ。一緒にプロジェクトを作り上げようってね。彼とのケミストリーは最高なんだ。音楽は関わってる人達のケミストリーが合わないと音楽として成立しないからね。そうそう、実は僕のアルバムはショーン・ギャレットにとっても初めて曲が起用された記念すべき作品でもあるんだよ。

■バークリーを卒業後、音楽教師になろうと思っていたことに驚いているのですが…。

僕は11歳ぐらいのときに一度レコード契約しているからね。結局、何も起こらなくて、すごく傷ついたから、この世界には戻る気は全くなかった。みんなアッと言う間に世に出てきたと思っているけど、子供の頃から教会で歌ってきて、そのクワイアで全国を回って、学校を休んで…。子供の頃に仕事としての音楽ばかりやっていた気がする。でも今にやってやっと神様が、自分が心から楽しめる音楽を作れるコラボレーター達を僕の人生に連れてきてくれたと思っているんだ。僕は音楽が大好きで音楽をやっているから、仕事として捕らえたくないんだよね。でも、好きな音楽をやって、素晴らしい生活をさせてもらっているこの恩恵にとても感謝してる。

■他にも様々なプロデューサーと組んでやっていますが、起用の基準方法はやっぱりそのケミストリーや直観でしょうか?

そうだね。僕はビートを聴いたらすぐにメロディはどうあるべきか頭に浮かぶ。特にフレドロとのコラボではそうだね。「Crazy Love」なんてそれこそ一瞬で出来上がった。彼のビートはものすごく建設的なんだよね。ダニー・ファントム、Vショーンもそうなんだ。ライアン・レスリーもそうだな。個人的にタイムレスなR&Bレコードだと思ってる「One Kiss」をプロデュースしてくれたフィリーのプロデューサー・チーム、ザ・メイトラックスも素晴らしかったし。余談だけど、彼らがリアーナの「Don’t Stop The Music」を書いたフランキー・ストームという素晴らしいフィリーのライターも紹介してくれたんだ。結局、自分の音楽的ヴィジョンを分かち合える人達と一緒にやっているんだよね。そういうコラボレーター達と出会えたのは幸運だし、幸せだと思ってる。

■ジェイムス・ポイザーの名前があなたの作品に初めて出たのはミックステープ 『Breathe of Fresh Air』でのマイケル・ジャクソンのカヴァー「For All Time」からですよね。やはりフィリーということで昔から知ってはいた?

ああ。ずっと前から知っていたし、実はあまり知られてないけど、僕のデビュー(モータウンではなく11歳の時)のキッカケになったデモをプロデュースしたのはジェイムスなんだ。10年以上前からの付き合いさ。僕が10歳の時にプロとして初めてレコーディングした3曲を手がけたのがジェイムス。だから彼とはずっと昔から一緒にやっていたんだ。実際に彼と作ったのは「Fall Back」という曲で、ジェイムスとバックストリート・ボーイズやジム・ジョーンズのプロデュースで知られるフィリーのプロデューサー、デュカン・ベイとの共作があるんだ。ただ今回のアルバムには収録されないことになった。将来的には何かの形で発表したいと思っているけどね。フィリーは本当に小さい街だしさ、みんなからリスペクトされなきゃ音楽をプロとしてやってはいけないような街でもあるんだ。僕はNY、シカゴ、ボストン、ノース・カロライナに住んで、世界中を回ってきたけど、結局フィリーに戻ってしまうんだよね。テディ・ペンダーグラスだってずっとフィリーに住んでいた。どんなに世界中を飛び回っていようとも、彼の拠点はフィリーだった。僕も同じさ」

■ミックステープ『The Leaks』からは「Things Ain’t The Same」が今作にも入っていますが、、、そもそもミックステープを出す目的はどんな意図があるんでしょうか?

僕の音楽はどうしてかわからないけど、リークしちゃうんだ。でも僕はそれが悪いことだとは思ってない。だから、アルバムというメイン・ディッシュを出す前の、アパタイザーという気持ちで僕は出してるんだよ。実際に何百曲も表にまだ出ていない曲もあるけど、全てをアルバムに収録出来るわけじゃない。だけど、僕は自分の曲を決して見捨てたりしない。今回のアルバムにも3,4年前に作った曲も収録されている。「Let Her Know」と「Things Ain’t The Same」がそうだね。ただ、どの時代に作ったどの曲だろうと、シチュエーションに合わせて発表していきたいと思っている。それが、自分のアルバムだろうが、ミックステープだろうが、他のアーティストに歌ってもらうことになろうがね。その曲が完璧にマッチするシチュエーションで発表していき続けたいと思っているんだよ。

■『Love Life』ではサウンド的にヴァラエティに富んでいますが、音楽的なコンセプトはありました?

ソウルの幅を広げたいと思ったんだよ。ベイビーフェイスのようなアコースティックな「Faithful」、トニー・リッチ・プロジェクトのような感じだろ?最高に好きなんだ。例えば、「Oh Cherry」は90年代の雰囲気だし、とにかく、僕のソウルをあらゆる形で表現したいと思ったんだ。そして、自分の頭の中に浮かんだサウンドをそのまま忠実に再現することを心がけたのが今作だよ。大変だったけど、すごくやりがいがあったよ。クリエイトするプロセスが本当に楽しかった作品でもあるんだ。それに、恋愛もしているし、人生でもすごくいい場所にいるからね。そういう幸せな気持ちが作品に表れているのは間違いないかな。

■テディ・ペンダーグラスとは家族ぐるみの付き合いで、彼から実際に歌を習ったことは有名ですが、彼のスタイルを継承するアーティストのような言い方をされたりするのは正直、どんな気分ですか?

光栄だよ。彼とたくさんの時間を一緒に過ごさせてもらった。まるで、今僕が置かれている状況で自分がやっていけるように、彼が僕を準備してくれたような気がしているんだ。僕が本当に幼い時ではあったけど、彼の音楽への情熱は痛いほどに感じたし、歌を教えてくれるときも、“俺が感じるように歌え”、“もっと感情を込めて”って、厳しく教えてくれた。彼自身も気付いてはいなかったと思うけど、今の僕を育ててくれたのは彼だし、彼の伝統を僕が守っていかなければという責任感も強く感じてる。彼のヴォーカルも魅力ももちろんだけど、彼のようにヴォーカル・プロデュースに長けている人は滅多にいない。そんな彼のあまり知られない一面を僕が伝えていかなきゃと思ってる。テディおじさんが僕を認めてくれたと信じてるし、あらゆるものを僕に与えてくれた。本当に心から感謝してるし、その想いを裏切らないように頑張っていきたいと思ってる。

■今後、どんな音楽にチャレンジしていきたいと思ってます?

僕はスリー6マフィアも大好きだし、いろんなジャンルの音楽を聴く。どんなジャンルであろうと、ソウルフルになるんだってことを証明していきたいんだ。音楽にもっとソウルを吹き込みたい。ソングライティングのやり方、ハーモニー、デリヴァリーの仕方で、どんな音楽もソウルフルになるってことをたくさんの人達に聴いてもらいたいと思ってる。

■アーティストとして、ソングライターとしての今後の活動予定は?

ソングライティングも大好きだし、パフォーマンスすることも大好きだから、半々で活動していくつもりだよ。アメリカのショーで日本だけで発表した曲をやったりもするけど、ものすごく反応もいいんだ。本当に音楽が好きな人は、与えられなくても、自分で探して見つけてくるんだよね。音楽って本来はそうじゃなきゃいけないんだよ。僕のファンは僕にとってのヒーローだよ。僕がスタジオ名やいろんなところで使ってるHURLってのはHeroes Understand Real Lyrics (ヒーロー達はリアルなリリックをわかってる)って意味なんだ。僕のヒーロー達のために素晴らしい曲を作っていくだけだよ。

■日本のファンにメッセージをお願いします。

本当に日本のヒーロー達には感謝してる。心を込めて作った作品を楽しんで、愛を感じて欲しい。僕の音楽は僕のものだけでなく、みんなのものでもある。一緒にシェアしていこう。たとえ僕の名前のついた音楽だろうと、僕の曲ではないんだ。神様が僕を使ってみんなの耳と心に届けているというだけなんだよ。日本にも実際に行って、みんなの前でパフォーマンスするのが待ちきれないよ!日本にはたくさんのHURLがいるからね!大好きだよ!twitter.com/coreylatif に声をかけてよ!自動翻訳機でしか訳せないけど、日本語で書いてきてくれてもみんなのメッセージはちゃんと読んで返事するから!facebookにもファンページがあるから、そこでもコミュニケートしよう。

インタビュー・文 / Kana Muramatsu

LATIF PROFILEキダー・マッセンバーグのモータウンから2003年に『Love in the First』でアルバム・デビューを果たしたフィラデルフィア出身のR&Bシンガー。本名のコーリー・ラティーフ・ウィリアムズ名義ではソングライターとしても活動し、ミュージック・ソウルチャイルド、クリス・ブラウン、キャシー、そしてマイケル・ジャクソン等アーバンR&B のスターたちに楽曲を提供。

かつて『Teen People』誌が主催するWho's Next Contestで優勝の栄冠をつかんだ彼は、その甘いマスクとセクシーな歌声で女性ファンを虜にしてきたが、1996年に最初の仕事として歌った地元銀行のCMソングを「CMが非暴力をコンセプトにしていたから」といって引き受けたというあたりは、能天気に性愛を歌い上げるだけのR&Bアイドルとは少々違っていた。ゴスペルを下地とするヴォーカリゼーションをトレンドなサウンドと組み合わせるセンスも絶妙で、Ne-Yo、リアーナを手がけるNo.1プロデューサー・チーム、スターゲイト、デビュー作でも組んでいたライアン・レズリー、地元フィリーのアイヴァン・バリアス&カーヴィン・ハギンズらを制作陣に迎えた前作『Love Is Love』は、国内累計2万枚を超えるヒットを記録。

2011年度のグラミー賞では自身がソングライトを手がけたフェイス・エヴァンス「ゴーン・オールレディ」がノミネート作品に選ばれる等、現在最も支持を受けるシンガー・ソングライターのひとりである。

 

 

掲載: 2011年08月22日 17:34

更新: 2011年08月29日 11:15