元ゆら帝、坂本慎太郎のソロ・アルバムついに完成
2007年、ゆらゆら帝国「空洞です」から早4年。ゆらゆら帝国解散から一年半強、ついに坂本慎太郎のソロアルバム『幻とのつきあい方』が完成。構想&妄想約1年、自らベースを弾き、震災後の自室で書き上げた全10曲のいびつなグルーヴィー・ポップス。“幻とのつきあい方”とは、坂本慎太郎の考える「現実とのつきあい方」でもあります。本作は坂本慎太郎が自ら立ち上げた「zelone records」からのリリース。アナログでリリースになった、M1とM8はアルバムヴァージョンで収録。初回盤は、アルバム全収録曲のインストバージョンCD付きの2枚組。全曲、坂本のヴォーカルが入っていないインスト盤は、本人もキャリア初。このインスト盤にこそ、実は今回のソロアルバムの本質が見え隠れ?してるかも。
【収録曲】
01. 幽霊の気分で (Album Version) /In A Phantom Mood
02. 君はそう決めた / You Just Decided
03. 思い出が消えてゆく / My Memories Fade
04. 仮面をはずさないで / Mask On Mask
05. ずぼんとぼう / A Sticks And Slacks
06. かすかな希望 / A Gleam Of Hope
07. 傷とともに踊る / Dancing With Pain
08. 何かが違う (Album Version) / Something’s Different
09. 幻とのつきあい方 / How To Live With A Phantom
10. 小さいけど一人前 / Small But Enough
■OGRE YOU ASSHOLEがたどり着いた“空洞な”情景?『homely』。ゆら帝的ガレージ/サイケ感を受け継ぐBo Ningen、八十八ヶ所巡礼もオススメ。
元ゆらゆら帝国の柴田一郎が遂にファースト・アルバムをリリース
「ゆらゆら帝国」解散後、初の公式音源。PCでのライヴ活動、リミックス活動などで培った電子音楽家「いちろう」としての解散後1年半の集大成とも言うべき作品。「SELECT ZERO電子音楽実験室」イベント時に無料配布し話題となったアルバム冒頭を飾る「io3」。40分にも及ぶサウンドスケープの中に電子音ながら自然、生命を感じる静かな鼓動のようなアンビエント楽曲「Fly Electric」。ノイジーなサウンド処理、ビートが粋な「sah」。そして、いちろうがカイトをイメージし制作したという「kite」で1時間弱の音の旅は終演する。アンビエント、エレクトロニカ、ノイズなど多くの側面を持ちながらも、共通したアヴァンギャルドかつロックな世界観を持った「電子音楽家いちろう」の音楽世界。