ON-Uの象徴!ニュー・エイジ・ステッパーズ、奇跡の最新作
故アリ・アップ最後の録音も収録された注目作

エイドリアン・シャーウッドが設立したOn-U Soundは、彼の音楽ヴィジョンを表現しようと設立されたレーベルであり、その第1弾プロジェクトとして結成されたニュー・エイジ・ステッパーズ(以下NAS)こそ、On-U Soundを象徴するグループである。エイドリアン・シャーウッドの呼びかけに応じたザ・スリッツのアリ・アップは、当時のイギリスのニュー・ウェイヴ・アーティストの先鋭達、またはレゲエ・アーティストを堂々結集させた。そして1980年、On-Uの第1弾アルバムとなる『NEW AGE STEPPERS』を発表。立て続けに翌年、セカンド・アルバム『ACTION BATTLEFIELD』、1982年に『FOUNDATION STEPPERS』を発表し活動休止。惜しくも2010年にアリ・アップは他界するが、生前に既に録音、完成していたニュー・アルバム『LOVE FOREVER』が遂にリリース!
この作品の制作に関しては、全てアリが言い出したとエイドリアン・シャーウッドは語る。「彼女とは長い間会ってなかったが、6~7年前に再会して、その時からまた2人でトラックをレコーディングし始め、レコーディングしたらまた会わなくなって、1年後再会してトラックを作るという事を繰り返して、アルバムを仕上げたいということでエイドリアンは、ジャマイカの彼女の家に向かった。彼女がイギリスにくることはなかった。彼女が亡くなってから、2、3曲まだミックスしないといけない曲が残ってたんだけど、それを仕上げたあとにトラックを聴いたら、すごく良いアルバムだなと感じたんだ。」
今度のアルバムは、まったく新録音である。アルバムの制作に関しては、エイドリアンがジャマイカのアリの家へ行った際に、ドラムマシーンとベースをラップトップにレコーディングして、それからアール・チナ・スミスの家のスタジオに行き声を入れて、それをエイドリアンがロンドンでミックスを施した。“Love Forever”というアルバム・タイトルは、生前アリがよく使ってた言葉であった。何かにサインするとき、彼女はまず“Love Forever”と書いてから自分の名前を書いてた。エイドリアンがスリッツと来日したとき、アリはポスターの真ん中に“Love Forever, Ari”と書いてた。トラックの「Love Forever」がお気に入りの曲っていうこともあるし、このアルバムのタイトルに相応しいと思ってエイドリアンが付けたという。
収録曲に関して、エイドリアンは「これは彼女が書いた曲だから、俺が色々言うべきじゃないんだけど。」と断りを入れつつも説明する。「“Musical Terrorist”の基本メッセージは、音楽のパワーについて。一般的な人を脅すようなテロのイメージじゃなくて、サウンドで、つまらない奴らを威嚇してるのさ(笑)良い意味でね。歌詞はポジティヴだよ。」「“My Nerves”はパンクっぽいチューンだし、“Love Me Nights”はデュエットで、俺の娘とアリの2人で歌ってる。これはラヴ・ストーリーで、恋愛関係についての曲。で、“Conquer”はエンパワーメント(自信を与える事)について歌っている。アルバム全体はストーリーで、曲の一つ一つが大切だから。」
プレスリリースより
掲載: 2011年12月26日 20:08