NYの最有力若手ドラマー、ジョナサン・ブレイク待望の初リーダー作
ミンガス・ビッグ・バンド、トム・ハレル・グループなどのレギュラー・ドラマーで、渡辺貞夫の2009年作『イントゥ・トゥモロー』、2011年作『カム・トゥデイ』への参加で日本でも注目されている、ニューヨークを拠点に活躍するドラマー、ジョナサン・ブレイクの記念すべき初リーダー作が登場!
本作では、マーク・ターナーが1トラックを除いて全面参加、それに、アルトにはロイ・ヘインズ・バンドで成長を遂げるジャリール・ショー、トランペットには、トム・ハレル、鍵盤にはケビン・ヘイズと、見ての通り、硬派、超豪華メンバーが大集合。しかも、ニューヨークで信頼を受けるドラマーのリーダー作とあって、このメンツが本気も本気の演奏を繰り広げるからたまりません。
ここでのマーク・ターナーは、数あるターナーの演奏の中でもこれぞターナー・フレーズとも言うべき、ウネウネの攻めのソロが満載。そんな存在感に負けじと反応するジャリール。そして独自のリリシズムを湛えたフレージング、音色が実に美しく美学を感じさせるトム・ハレル。ミステリアスなローズに斬新なターナーのテナーが絡むオープニング、繊細かつアグレッシブなドラミングとハレルのフリューゲルが絶妙のコントラストを描くM3、スロウ・バラードで、ターナーの比類ないロマンが溢れる演奏が聴けるM4、ジャリール・ショウの気合いが聴けるM5、そして、極め付けは、やはり、サックス・バトルが凄まじいM6、M9。この2トラックは、現代最強のバトル・トラックと言っても過言無でしょう。また、カサンドラ・ウイルソン、パット・メセニーといったスター・プレイヤーに抜擢されたハーモニカ奏者グレゴア・マレも、オープニングとクロージングの2トラックで憎い演奏。さらにロバート・グラスパーも3曲で参加するなど、現代のツワモノたちが集合した強力盤。“今”を語る音です。
【収録曲】
1. The Eleventh Hour
2. Rio’s Dream
3. Blue News
4. Dexter’s Tune
5. Time to Kill
6. Of things to Come
7. Freefall
8. No left Turn
9. Clues
10. Canvas
【メンバー】
Johnathan Blake(ds)、Jaleel Shaw(as except M3、M4、M8、M10)、Mark Turner(ts exceps M5)、Kevin Hays(p、fender rhodes except M1、M5、M6、M10)、Ben Street(b)
●スペシャル・ゲスト
Tom Harrell(tp、flh M3<M5)、Gregoire Maret(hca M1、M10)、Robert Glasper(p、fender rhodes M1、M5、M10)、Tim Warfield(ts M8)
M1「The Eleventh Hour」試聴動画はこちら
ハーモニカ奏者グレゴア・マレも初リーダー作をリリース!
パット・メセニー、ハービー・ハンコック、デイヴィッド・サンボーン、ジョージ・ベンソン、カサンドラ・ウィルソン、マーカス・ミラー等、多くの大御所アーティストとの共演で知られる気鋭ハーモニカ奏者、グレゴア・マレの初リーダー・アルバム。ゲストとしてカサンドラ・ウィルソン、マーカス・ミラー、TAKE6、トゥーツ・シールマンスらが参加。エスペランサ・スポルディング以来の強力なデビュー・アルバムとなること必至です。日本盤ボーナス・トラックには小曽根真が参加。
ロバート・グラスパーの新作は豪華アーティストが参加!
ジャズとヒップホップを自在に体現し、音楽シーンに旋風を巻き起こしてきたピアニスト、ロバート・グラスパーのブルーノート通算4作目となるアルバム。本作は、ヒップホップ・サイドの側面を持つ“ロバート・グラスパー・エクスペリメント”名義での初作品!ビラルやモスデフの音楽ディレクターや、Qティップやカニエ・ウエスト、エリカ・バドゥ、Jay-Z,コモン、マックスウェルなどのツアー・サポートをしたりと、ヒップホップ/R&B界と深い繋がりを持つグラスパーが、彼と交流のあるヒップホップ/R&Bの豪華ゲストを迎えた渾身の1枚!オリジナル曲を中心に、エリカ・バドゥとはアフロ・キューバンなスタンダード「アフロ・ブルー」、レイラ・ハサウェイとはシャーデーの「チェリッシュ・ザ・デイ」、ビラルとはデヴィッド・ボウイの「ヘルミオーネへの手紙」、そしてケーシー・ベンジャミンのヴォコーダー・ヴォーカルでニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」をカヴァー!これまでのジャズ作品の枠には収まらないヒップホップ~R&B~ジャズとクロスオーヴァーする彼の真骨頂が詰め込まれている。その他に、ルーペ・フィアスコ、シャフィーク・フセイン(Sa-Ra Creative Partners)、レディシ、クリセット・ミッシェル、モスデフ、ミュージック・ソウルチャイルド、ミシェル・ンデゲオチェロ、ストークリー・ウィリアムズ(Mint Condition)等、豪華メンバーが参加。
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