デーモン、レッチリのフリー、トニー・アレンによるニュー・プロジェクト
音楽史に名を残す3人が組んだ噂のバンド、ロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーンのファースト・アルバムが完成!これはまさにフェラ・クティとサン・ラとキング・タビーが現代に蘇って、ジョージ・クリントンと一緒に作品を作ったかのような傑作
もはや説明不要のメンツだが、ブリット・ポップの代名詞バンド、ブラーのフロントマンにして、近年では覆面バンド、ゴリラズの仕掛け人のデーモン・アルバーン。押しも押されもせぬ超人気ロック・バンド、ザ・レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリー。フェラ・クティと共にアフロビート・スタイルを確立し、すべてのジャンルのドラマーに影響を与え続けているトニー・アレン。この音楽史に名を残す3人が組んだバンドがロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン。
事の発端は2008 年のラゴス行きの飛行機の中だった。アフリカ・ミュージック・エキスプレスというイベントに参加するために、たまたま同じ飛行機に搭乗した3人が意気投合しこのバンドの構想を思いついたという。次第にバンドのコンセプトが固まると、それぞれのミュージシャン仲間も次々に参加。最終的にはエリカ・バドゥ、ヒプノティック・ブラス・アンサンブル、マリのシンガー=ファトウマタ・ディアワラ、サリフ・ケイタやユッスー・ンドゥール、サンタナなどと共演をしてきたマリの大御所キーボーディスト=シェイック・ティディアン・セック、ガーナのラッパー、エム・アニフェスとが参加した夢の様なアルバムが遂に完成。
ビートだけ聞くとアフロ・ビートに聞こえるが、ソウルフルであって、ファンキーであって、ダビーであって、ジャジーでもあって、ロックでもある。つまりは素晴らしい音楽にはジャンルなんて全く関係のないということ。これはまさにフェラ・クティとサン・ラとキング・タビーが現代に蘇って、ジョージ・クリントンと一緒に作品を作ったかのような傑作だ!
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掲載: 2012年03月21日 18:08