期間延長!今なら10%オフ!「ヨッフムの芸術」&「ベイヌムの芸術」
ユニバーサル・ミュージックより、2005~6年に市販の「20世紀の巨匠シリーズ」の一環として発売された「オイゲン・ヨッフムの芸術」&「エドゥアルト・ファン・ベイヌムの芸術」シリーズより、人気上位各10タイトルをセレクト、合計20タイトルを限定販売致します。
ここ数年、入手困難だったタイトルが多く含まれていて、クラシック・ファンには要チェックなラインナップとなっていますが、今回は、“ワンショット生産(入荷予定数満了になったタイトルはお取扱い終了となります)”、“タワー限定10%オフ”ということで、この機会をお見逃しなく。
巨匠ヨッフムは、生誕110年&没後25年という記念の年でもあり、ベートーヴェンの交響曲全集など、聴き応えアリなステレオ録音ばかりとなっています。
一方のベイヌムも、暫くレアな存在だった名盤が多く、改めてこの名匠の遺産をご堪能ください。
【オイゲン・ヨッフムの芸術】
オイゲン・ヨッフムは1902年ドイツ生まれ、1987年に亡くなった20世紀を代表する巨匠指揮者。1927年、ミュンヘン・フィルにてブルックナーの第7番を指揮してデビュー。戦前はマンハイム州立劇場やハンブルク国立歌劇場音楽総監督を歴任し、1949年、バイエルン放送交響楽団の創立に関わり、60年まで首席指揮者となりました。1968年、バンベルク交響楽団の指揮者となり、71~73年には首席指揮者を務めます。早くからブルックナーの第一人者として知られ、いち早く交響曲全集をDGに録音、ベートーヴェンやブラームスなどの解釈にも定評がありました。また、オルフの≪カルミナ・ブラーナ≫は世界的な大ベスト・セラーとなったことも有名です。晩年、バンベルク交響楽団やコンセルトヘボウ管弦楽団と来日を果たし、日本でも人気を高めた彼がDGと旧フィリップスに残されたものをステレオ録音のみ、まとめてCD化したのが本シリーズで、日本初CD化音源を多数、含むものでした。
<今回のラインナップ>
ハイドンの交響曲は、ベルリン・フィル(第88番「V字」)、バイエルン放送SO(第91番)、ロンドン・フィル(第93番)という名門オケとの録音を集めたもので、全て日本初CD化でした。ベートーヴェン:交響曲第1、2番&序曲(2曲)は、全集ではなく、バイエルン放送SOとベルリン・フィル(第2番のみ)との録音で、50年代末から60年の収録。特にベルリン・フィルとの第2番が秀逸な日本初CD化音源。シューベルトの「未完成」と「ザ・グレイト」のカップリングは、ボストンSO(第8番;73年)、バイエルン放送SO(第9番;58年)の音源が1枚に収められた稀少盤。ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲やエルガー:エニグマ変奏曲などを収録したアルバムでは、ロンドンSOとの75年録音の2曲(ブラームス、エルガー)とバイエルン放送SOとのワーグナーがカップリングで、注目はやはり珍しい「エニグマ」で、今回の復活は大歓迎といったところ。旧フィリップス録音だったベートーヴェン:序曲集は、60、68年に名門アムステルダム・コンセルトヘボウ管と収録した貴重盤(8曲中、2曲が世界初CD化でした)。交響曲全集とあわせて手元に置いておきたい好盤。モーツァルトの交響曲集は、2枚の分売で、60、61年、コンセルトヘボウ管との貴重な録音で、ジャケ写も懐かしいフィリップス盤。第41番「ジュピター」は世界初CD化でした。シューベルトとシューマンによるそれぞれの交響曲第4番を収録した、62年録音盤は、この盤が世界初CD化となるもので、コンセルトヘボウ管による演奏が魅力的。R.シュトラウスの「ティル」、「ドン・ファン」他を収めた1枚も世界初CD化だった名演。そして、最後はやはりフィリップス・レーベルにとって初の記念すべき録音だったベートーヴェンの交響曲全集。60年、アムステルダムでの収録による歴史的名盤で、第1、2番以外は日本初CD化でした。
【エドゥアルト・ファン・ベイヌムの芸術】
メンゲルベルクの後任として名門コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を務めながら、58歳の若さで急死したオランダの名指揮者ベイヌムがフィリップスとデッカに残した録音を集大成。大半が初CD化の貴重なものです。
<今回のラインナップ>
ブラームス:交響曲第1番他を収めた50年代初頭のモノラル録音は、コンセルトヘボウ管との濃密な演奏。大学祝典序曲と悲劇的序曲が併録。ベルリオーズ:幻想交響曲も同時期の演奏で、壮絶な名演奏。「ローマの謝肉祭」他もカップリングされた聴き応えアリな1枚です。コンセルトヘボウ管とのブルックナー:交響曲第7番やマーラー:交響曲第4番(フランク:交響詩「プシュケ」がカップリング)も、50年代前半のモノラル録音ながら音質は良好なもの。ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス&ドビュッシー:管弦楽のための映像による1枚は、58、54年録音で、オケの機能性は発揮された秀演~全曲、日本初CD化だったもの。マーラー:「大地の歌」&歌曲集「さすらう若人の歌」は、フィリップスへの唯一のマーラー録音。メリマンとヘフリガーという名歌手が参加した名演で、日本初CD化でした。ブルックナー:交響曲第5番は、59年3月12日、オランダ放送のライヴ放送音源で、死の約1ケ月前のベイヌム最後の録音となった演奏(日本初CD化でした)。ブルックナーの交響曲第8、9番は、55、56年のスタジオ録音で、ベイヌムの代表盤の一つといえるでしょう。最後は、ブラームス:交響曲全集(2枚組)。54年から亡くなる前年10月にかけてのフィリップスへの録音。コンセルトヘボウ管との名盤で、第1、4番はステレオ収録。