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キャッチーさと奥深さを兼ね備えたFrom dusk as mayのファースト・ミニ・アルバム

From dusk as may



ジャムバンドのもつ衝動性、ポストロックのもつ構築性、シューゲイザーなどといった音響感覚を要素とした、普遍的日本語ギターロックバンド“From dusk as may”。切なさと力強さ、感情が爆発した強いメッセージを包容した歌声と、サウンドの核となるギターの音色は、時に体の芯を突き抜け、時にノイズとなり周りを固め、彩りを添えていきます。終わりなき日常の光と影を、自らのソリッドな視点で描くVo.Gt坂本竜哉の世界観は、冒頭の「リビング」から、切なさと緊張感を感じさせながら進んで行きます。ここにあるのは、切なさと激しさが共存した、タイトでソリッドな感覚と無限大なポップ感! 時代を問わない「歌」が鳴り響く!!


 

●Vo&Gt 坂本 竜哉 によるセルフライナーノー&試聴(♪をクリックすると試聴できます)

1. 「リビング」 
アルバムの冒頭を飾る「リビング」は、From dusk as mayの世界観に踏み込むには最も自然な流れであると思う。
そこへ踏み込む事で曲中で歌われている通り、自分達が本当は目の当たりにしなければならない、ある種の日常へと踏み込む事が出来る。
溢れかえる情報の中、何を感じ、呼応していくべきかを問いかける。

2. 「ゆれる」 
ゆれるという言葉の通り、震災後に作られた一曲。
ただ直接的に地震を体験しての事とはまた違い、ここでは日常で起こる善悪が分かっているが故の人の心の揺らぎ、そして言葉よりも本能として表れる行動。言葉よりも目に見える人の手の必要性を、何よりも伝えたかったという、そういった衝動がサウンドの方向性に表れた一曲。

3    . 「インスタントガール」 
アルバム中最もシンプルなこの曲は、アンダーフラワーアパートメントの大先輩でもある、アジカンサウンドを自分達なりのストレートさで消化している。心情を説いていくような歌詞が多い中で、インスタントガールでは五感から連想されるイメージを頼りに、リスナーへ響かせる。

4. 「Te, to, Te」 
ミニアルバム中、最もエッジーな衝動をもつこの曲だが、最早その衝動は怒りからくるものかもしれないとも思える。
誰とでも一瞬で繋がれる世の中ではあるものの、それによって薄情な触れ合いが生まれてしまっているのもまた事実で、そこに埋没する危険性に気付こうとしない人達に向けて発信される歌。

5. 「black bird on the shore」 
ジャムセッションのアイディアを用い、サウンド、心情、共に瞬間的な感覚をタイトに詰め込まれたこの曲は、村上春樹著者「海辺のカフカ」へのオマージュでもある一曲。実際に見た夢の中の世界を、忠実にシンクロさせていく。

6. 「hearted headphone」 
From dusk as mayの代表曲ともいえる「hearted headphone」は、まさに自分達の音楽に対する胸の内と言える。誰が何と言おうと、聴こえる音の中に夢を見てしまう、そういったどうしようもない気持ちがサウンドに表れた、繊細でストレートでキラキラとした印象を与える。

7. 「blind spot」 
これもまたアンダーフラワーアパートメントの大先輩である、ZEPPET STOREに影響を受けた一曲。
童話「星の王子様」をテーマに、子供の持つ純粋で無垢で、時に残酷であった子供心故に感じられる事。 その感覚を持った上での強さと弱さ。
そういった人間らしさあっての傷つきやすさが歌われている。

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掲載: 2012年04月24日 21:12

更新: 2012年04月24日 21:21