北欧のロックンロール・モンスター=ハードコア・スーパースター新作
スウェーデン出身、北欧ロックンロールを代表するハードコア・スーパースター(以下HCSS)が、2010年に発表した『SPLIT YOUR LIP』以来となる通算8作目『C’MON TAKE ON ME』をリリース。
■メタル色を軽減。よりR&Rに歩み寄った作風
今作は、現ギタリストのヴィック・ジーノが加入して3作目となる。この2作、「BEG FOR IT」と「SPLIT YOUR LIP」は、ヴィックが持ち寄ったメタルのカラーがHCSSのサウンドに新たなスパイスとなり、メンバー自ら「スリーズ・スラッシュ」と形容したサウンドになっていたが、ここ数作に比べ、ロックンロールの要素を打ち出した作風になっている。
■ミックスはカナダ人エンジニアが担当
本作のプロデューサーはバンド・メンバー自身で手掛けているが、ミックスに関しては、ランディ・スタウブが担当した。METALLICAの「METALLICA」やMOTLEY CRUEの「DR. FEELGOOD」のレコーディング・エンジニアや、NICKELBACKの「SILVER SIDE UP」やBON JOVIの「KEEP THE FAITH」、EVANESCENCEの「EVANESCENCE」のミックスでも有名なカナダ人エンジニアだ。
■アートワークはメンバーのアイディア
印象的なカヴァー・アートワークは、メンバーのアイディアから生まれた。以下、アッデ(ds)ことマグナス・アンドレアソンのコメントだ。
「レコーディング中にこのアイディアを思いついたんだ。女性がドラム・セットへ飛び込む画は、とてもセクシーだよ。これ以上刺激的なものがあるかい? このアイディアを気に入ったカメラマン、ミカエル・ヨハンセンとコンセプトについて話し合った。俺たちがこのジャケットに関して特に気に入ったのは、セックスと打撲のコンビネーションなんだよ!」
■『SONISPHERE FESTIVAL』に出演
2012年7月4日、『SONISPHERE FESTIVAL』のフィンランド公演に出演したHCSS。METALLICAをヘッドライナーに、MACHINE HEAD、AMORPHIS、GOJIRA、GHOSTとともにフィンランドのHR/HMファンを沸かした。
■国内のロック・アウォーズにてノミネート
現在バンドは、スウェーデン国内の『Bandit Rock Awards 2012』にて、Best Group/Artistと、Best Live Actの2部門にノミネートされている。その他の候補者には、IN FLAMESやAMARANTHE、SABATONなど。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2013年02月20日 14:37