インコグニートの絶対的エース、ブルーイのキャリア初ソロ・アルバム
90年代の<アシッド・ジャズ>ムーヴメントを牽引し、近年は演奏力の高い(希少な)ソウル・バンドとしての評価を世界中で確固たるものとしているインコグニート。30年もの間メンバーを固定せず率いてきたフロントマン、ジャン=ポール“ブルーイ”モーニックが遂にソロ・アルバムをリリース。
インコグニートが10人強のバンドによるファンキーな演奏を礎とするならば、このソロはブルーイが影響を受けてきたソウル、ダンス・クラシックス、クラブ・ミュージック、ブラジリアンなどが百花繚乱!しかも全曲オリジナルという気合の入りようで、長年ブルーイの右腕を務めるリチャード・ブルとの制作を基本とし、ブルーイのコンポーザー/ヴォーカリスト/ギタリスト/マルチクリエイターとしての才が遺憾なく発揮された作品。また、近年のインコグニート・フロア・サイドを担ったスキー・オークンフル(ex.ガリアーノ)、歴代最強キーボードのマット・クーパー(現・レベル42)も力を貸し、華を添えている。
掲載: 2013年02月28日 14:25