普通じゃない!? 大型新人、ウィリー・ムーンのデビュー・アルバム
iPodのグローバル・キャンペーンに使用された“Yeah Yeah”で一躍注目を浴びた、奇才シンガー・ソングライター、ウィリー・ムーンのデビュー・アルバムが遂に登場!
16歳で学生生活からドロップ・アウト、18歳で故郷ニュージーランドを離れ、ロンドン、ベルリンで生活を送ったウィリー・ムーン。子供のころには日本でも生活したことがあるようで、「僕の音楽と日本のポップカルチャーはどことなく似ているような気がする。どっちもアメリカから受けた影響を信じられないほどに歪め、全くかけ離れたものを作り出している。何よりも決定的な記憶は、日本のロカビリーを見たこと。彼らはロカビリーを極限まで変えてしまっているんだ。ものすごく高いリーゼントや、その気取った動きはまるで漫画みたいにふざけていて、最高だと思った」と語るウィリーはそんな影響を感じさせるかのような、オールバックにスーツで、独特の動きを見せるダンスも話題。
そんな普通じゃないウィリーの手掛ける音楽はジャンルも時代も超越し、1965年のロックンロールを冷凍し、45年後にラップトップ・ヒップホップ・プロデューサーの手によって突然生き返らせられたようなサウンドと評されている。ウータン・クランをサンプリングした激熱シングル“Yeah Yeah”は、一度聴くと耳を離れないメロディでCM放送開始から話題となっていた楽曲。デビュー・アルバム「ヒアズ・ウィリー・ムーン」には、それ以外にもウィリー・ムーン自身が制作、レコーディング、プロデュースを行なった独特の楽曲が多数収録されている。
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掲載: 2013年03月11日 19:16