エアロスミス、ライヴ&ドキュメント映像作品が登場
2011年11月から12月にかけて行われたエアロスミスのジャパン・ツアーの全貌がここにある。全8公演を追跡、全会場のステージから選んだベスト・ライヴに加えて、バックステージやオフショットまでカメラが潜入。これぞ、日本のファンに捧げるロックンロール・ロード・ムービーだ。
東日本大震災から8ヶ月。元気のなかった日本列島に再びロックの灯をともすために、エアロスミスはやってきた。グレイテスト・ヒッツあり、レア・トラックあり、カヴァー曲ありの日替わりのショーが繰り広げられたこのツアー。 ライヴ映像作品が2004年の『ユー・ガッタ・ムーヴ』以来、9年ぶりとなることからも、彼らにとって、2011年ジャパン・ツアーが特別なものであることが伝わってくる。
『ロック・フォー・ザ・ライジング・サン』は、「ドロー・ザ・ライン」で幕を開ける。1977年の同題アルバムからのこの曲はジャパン・ツアー全公演でオープニング・ナンバーだったが、約4万人という最大規模の観客動員を果たした東京ドーム公演初日(11月28日)からのテイクが使われている。続く「エレヴェイター・ラヴ」はツアー初日(11月22日)、記念すべき金沢初上陸からのテイク。約5千人収容のいしかわ総合スポーツセンターという、彼らからすると小さな会場での、観客との密接な一体感あふれる演奏を見ることが出来る。東京ドーム公演初日(11月28日)の「リヴィング・オン・ジ・エッジ」に続き広島グリーンアリーナ公演(11月25日)からは「ママ・キン」、「ハングマン・ジュリー」「ノー・モア・ノー・モア」というマニア感涙の3曲を収録だ。そして東京ドーム公演から初日(11月28日)の「モンキー・オン・マイ・バック」と2日目(11月30日)の「闇夜のヘヴィ・ロック」「スウィート・エモーション」を収録。初期エアロスミスを代表するナンバーと、このツアーで1度しか演奏されなかったレア・トラックの対比が際立っている。マリンメッセ福岡公演(12月2日)から「ブギー・マン」を収録、ツアーの折り返し地点にあたるショーだ。京セラドーム大阪公演(12月6日)からは「ラッツ・イン・ザ・セラー」「ムーヴィン・アウト」という、長年のファンに嬉しい2曲が収録されている。愛知県体育館公演(12月8日)からは「ラスト・チャイルド」。今回のツアーでレギュラー演奏されたこのファンキー・ナンバーだが、名古屋からのテイクが収録された。ツアー最終日となった札幌ドーム公演(12月10日)からは、たった1回のみ演奏された「エアロスミス、SOS」。ツアーを締めくくるに相応しいサプライズだ。さらに本作には、再び東京ドーム公演2日目(11月30日)から「ウォーク・ディス・ウェイ」を収録。そして同じく東京ドーム公演2日目(11月30日)での「トレイン・ケプト・ア・ローリン」に乗せて、エンド・クレジットが流される。
さらにボーナス映像として、今回のツアーでレギュラーで演奏され、日本各地で声援を浴びた広島グリーンアリーナ公演(11月25日)「リック・アンド・ア・プロミス」、そしてツアー後半を彩ったマリンメッセ福岡公演(12月2日)「ワン・ウェイ・ストリート」を収録。そして日本限定ボーナスとして、東京ドーム公演2日目(11月30日)「トレイン・ケプト・ア・ローリン」のフル・ヴァージョン、ツアー序盤の目玉のひとつだった広島グリーンアリーナ公演(11月25日)「支配者の女」が収録されている。
「これは単なる映像作品ではない。エアロスミスが日本のファンに贈る、メンバー一人一人の特別な想いが込められた作品だ」
バンド側の思いと同様に、『ロック・フォー・ザ・ライジング・サン』は日本のファンにとって忘れることの出来ない2011年ジャパン・ツアーの鮮烈なドキュメントだ。来たる2013年日本公演は、本作から始まる。
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カテゴリ : 予約 | タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2013年05月01日 11:28