フリートウッド・マック、LPボックス&『Then Play On』デラックス盤
45年以上にも及ぶ長いキャリアの中で、彼らは幾度のメンバー・チェンジや音楽的ターニング・ポイントを乗り越えてきたが、その中でも最大の転換期ともいえる、ブルーズ・ロックからよりポピュラーな方向性を持ったロック・バンドへと変わりゆく彼らの遍歴を追った4作品を収めたアナログLPボックス・セットがリリースとなる。
収録されるのは:『Then Play On』、『Kiln House』、『Future Games』、『Bare Trees』の4作と、アルバム未収録シングル「Oh Well Part I」&「Oh Well Part II」を収録したボーナス7インチ・ディスク。
アナログ・レコードの重量は140グラム。『Then Play On』、『Kiln House』の2作はゲートフォルド・ジャケット仕様となっている。全アルバムとも、当時のアナログ・レコードと同じ厚さ(斤量)の紙を使用するという細やかなこだわりも!
ラッカーのカッティングは、Bernie GrundmanのChris Bellmanによるもの。
さらにフリートウッド・マックがBLUE HORIZONからリプリーズ・レコーズへと移籍した第一弾アルバム『Then Play On』(1969年作品)のデラックス・エディションも発売が決定。
ピーター・グリーン在籍最後のアルバムであるだけでなく、音楽的にもこれまでのブルーズ・ロックから大きく方向転換した重要作といえるこの作品。
今回のデラックス・ヴァージョンには、オリジナル・アルバムの収録曲のほか、ボーナス・トラックとして全英ヒット・シングル「Oh Well Part I」「Oh Well Part II」、ジューダス・プリーストがカヴァーしたことでも知られる「The Green Manalishi(With Two Prong Crown)」、そしてそのシングルB面に収録されていた「World In Harmony」と4曲のアルバム未収録曲がフィーチャーされている。