マルコ・ベルトラミの乾いた勇ましさで展開『ワールド・ウォーZ』サントラ 映画は8月10日公開!
ゾンビ映画が、ついにとてつもないスケールの世界に到達してしまった、と話題の終末パニック・スペクタクルが『ワールド・ウォーZ』。
想像を絶する世界を体験した人間たちのインタビューをまとめた形式の、マックス・ブルックスによる異色小説にブラッド・ピットが衝撃を受け、クリント・イーストウッド監督作『チェンジリング』のJ・マイケル・ストラジンスキー、ジョー・カーナハンの弟で『キングダム 見えざる敵』『消されたヘッドライン』の脚本を手がけたマシュー・マイケル・カーナハンが、この世界を舞台に展開する壮大な物語を映画用ストーリーに仕上げた。
そして、監督は『チョコレート』や『君のためなら千回でも』といった人間ドラマから、『007 慰めの報酬』といったアクションまでさまざまな世界に自身の美学を見せるマーク・フォースターが努め、これまでにないヴィジュアルの中で、極限に対面した人間たちのドラマを展開させる。
全世界で発生した、人々をゾンビ化させる謎のウイルス。12秒という瞬時で感染し、感染後も、人間と変わらない速度で行動する、映画史上最速の高速ゾンビたち。圧倒的な数のゾンビの群れによる、かつて見たことのない恐怖の光景の数々。状況収束を依頼されることになってしまった元国連職員の活躍を主軸に、この地獄絵を見つめていく。
ブラッド・ピットは自身の映画制作会社プランBエンタテインメントで、自身を主演で完成。プランB史上でも、最大の超大作となった。
音楽は、近年、『人生の特等席』というハートウォームものから『ダイ・ハード ラスト・デイ』といったスペクタクル・アクションまで、最もノッている作曲家状態のマルコ・ベルトラミ。重厚かつスピーディ、そして時に勇ましい具体的なメロディを聴かせつつ、壮大なドラマを肉付けする。
『スクリーム』や『ミミック』といった90年代のホラーの傑作のスコアから頭角を表し、『ブレイド2』『アイ、ロボット』『ヘルボーイ』『ノウイング』など、ダークな感触のスペクタクルで生きる冷静に熱くなるオーケストラ・スコアのベルトラミ・ワールドは、今回の題材にも最適のサウンドであろう。
ちなみに、プランBは、今後、『シェイム』で映画界にも衝撃を走らせたアーティストのスティーヴ・マックイーンの監督新作"12 Years a Slave"、そして『キック・アス2』が控えている!
関連作では、ダークで壮大なスペクタクルのスコアをベルトラミ作品中心にご紹介。
『ワールド・ウォーZ』は、8月10日全国超拡大ロードショー
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掲載: 2013年08月02日 12:50