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ソウルフライ、通算6作目のオリジナル・アルバム

Soulfly

 

マックス・カヴァレラこそ、メタルシーンにおける創造性を具現化した人物である。謎めいたシャーマン、プロテスト・シンガー、革命的なヒーロー、そして大のメタル・ファン、父であり、夫であり、バンド・リーダー、コンポーザー、南米のスラムから極東ロシアにいたるまで、数世代にわたるファンの支持を集めており、彼のプロジェクト=ソウルフライはそれぞれのアンセムとして輝きを放っている。

トレードマークであるマックスの4弦ギター、野獣のごとき咆哮、そして唯一無比と言えるバンドのリフ。 ニュー・アルバム『Savages』は彼らの持つポテンシャルをいかんなく発揮した傑作と呼んで差し支えない。「ソウルフライのキラー要素のすべてが新作には含まれている」とマックスは断言する。

『Savages』は間違いなくバンドの長い歴史において、最もブルータルかつヘヴィな作品と言えよう。マックス自身の分析では『Savages』は初期2作に見られたトライバル・グルーヴ(「Bloodshed」、「Ayatollah of Rock'N' Rolla」、「Master of Savagery」など)と、ダーク・エイジズ、オーメンらのスラッシュ・メタルの融合を見せる。またカヴァレラ・コンスピラシーなどに収録されていた短く、パンキーな曲は鳴りを潜め、初期メタリカを髣髴とさせる長尺な楽曲が大半を占めている。「Fallen」、「Cannibal Holocaust」などのデス風味の利いた楽曲も健在だ。

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2013年10月04日 15:06