闇夜のへヴィ・ロック、コーン移籍第一弾
1990年以降ニュー・メタルというジャンルが確立されたが、そのパイオニア的存在こそがコーン。ジョナサン・デイヴィス(vo)の唸りと叫びを用いた独特なヴォーカルとそのダークでへヴィ且つヒップホップの要素も取り入れた音像があまりに多くのフォロワーを生んだ。
ジョナサンが幼少時に虐待を受けていたこと、若い頃に葬儀屋で仕事をしていたこと等が影響しているとされるそのダークな世界観も特徴的でジョナサンはカリスマとしてその時代のいわゆるジェネレーションX達の代弁者としても高い評価を得た。
これまでにソニー~EMI~ロードランナーとレーベルを渡り歩き10枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。デビュー作以外のすべてのアルバムが全米アルバム・チャートのトップ10以内に入っており、その内2枚は1位を獲得している。
前作『The Path of Totality』ではスクリレックス、ノイジア、キル・ザ・ノイズ、12TH プラネット等ダブステップ/EDM系のアーティストとのコラボレーション・アルバムで話題を呼んだが、今作は一時バンドを抜けていたギタリスト“ヘッド”が約8年ぶりに復活してのアルバムとなる。プロデューサーはあのドン・ギルモア。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2013年10月07日 17:52