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ジョージ・フリーマン最高傑作が世界初CD化

ジョージ・フリーマン

 シカゴの醒めた狂気、その全貌がここに。

 ギタリスト、ジョージ・フリーマンによる最高傑作であり、レア・グルーヴ黎明期からクラシックとして君臨するジャズ・ファンク名盤がついに世界初CD化。
 「なにゆえにそれほどアウトする」と評された凶器のギターが阿鼻叫喚のグルーヴと出会ったとき、この奇跡が産み落とされた。

 サックス奏者チコ・フリーマンを甥に、故ヴォン・フリーマンを兄に持つジョージ・フリーマンはシカゴが誇る音楽一家の生まれ。ジョニー・グリフィン、グルーヴ・ホームズ、ジーン・アモンズらと共演するも地元での活動を選んだためリーダー作は少ない。オルガン奏者、チャールズ・アーランドの手引きによりフィラデルフィアの〈Bam-Boo〉レーベルに吹込んだ本作は数少ない全盛期の録音。兄ヴォン、アーランドのほか、オルガンにシーザー・フレイジャーも参加、ソウル・ジャズ・オールスターというべき顔ぶれで吹込まれた1972年作。

 LPではA面すべてを占める長尺高速4ビートが圧巻。“狂気の診断”と題されたこのタイトル・トラックの中盤、グルーヴィなビートを切り裂くようにジョージのギターが狂気のパフォーマンスを魅せるとき、すべてのジャズの常識は崩壊する。〈Luv N' Haight〉のコンピにも収録されたジャズ・ファンク・クラシック“The Bump”でもそのアウトっぷりは異彩を放つ。最大の聴きどころはアグレッシヴなジャズ・ファンク“Free-Man”。嵐のようなSEと重低音を増幅させた異様な音響のなか、異端のギタリズムが疾走し咆哮する。

◎世界初CD化
◎初回限定生産
◎『Rare Groove A to Z』掲載盤
◎オリジナル・ジャケットを忠実に再現したA式紙ジャケット仕様
◎オリジナル・マスターを使用したリマスタリング盤
◎解説:原田和典
◎シリーズ・プロデュース:塚本謙(Return Of Jazz Funk)

【パーソネル】
George Freeman: Guitar
Von Freeman: Tenor Sax
David Hubbard: Alto Flute
Charles Earland: Arp Synthesizer
Caesar Frazier: Organ
Gary Jenkins: Drums
Eddie Moore: Bass Drums, Cymbal
Billy Connors: Congas, Congos
Donald Rivers: Percussion, Gores, Cowbell, Tambourine
Producer: Sonny Hopson
Assistant Producer: Beverley Whitehead
Recorded at Media Sound Studios, Electric Lady Studios, NY
Originally released from Bam-Boo Records, GR-003 LP, 1972

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カテゴリ : 予約 | タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2013年11月19日 12:55

更新: 2013年11月19日 12:55