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空気公団と倉本美津留=くうきにみつる ファースト・ミニ・アルバム

空気公団と倉本美津留=くうきにみつる ファースト・ミニ・アルバム

音楽グループ『空気公団』と、放送作家、ミュージシャンとマルチに活動する『倉本美津留』による新しい取り組み=「くうきにみつる」。

日本語の持つ響きや重ね、情景機微を独自にとらえた、温かくぬくもりのあるファースト・ミニ・アルバム!

コンセプト文字“いろはにほへと”を基に、日本語の持つ響きや重ね、情景機微を独自に捉え、温かくぬくもりのある作品群が完成。ゲスト・ドラムに白根賢一(GREAT3)、ギターに辻村豪文(キセル)が参加。

●くうきにみつる『はにほへといろは』

ゲスト:
・辻村豪文(キセル)= ギター
・白根賢一(GREAT3)= ドラムス
・山口とも = ドラムス
・やなせたかし = M7歌詞

収録曲:
1. 6   (作詞・作曲/倉本美津留)
2. いっぱい (作詞・作曲/倉本美津留)
3. ニジゴシ (作詞/倉本美津留 作曲/山崎ゆかり)
4. ほんとうの街につもる  (作詞・作曲/山崎ゆかり)
5. はんぷく   (作詞/山崎ゆかり 作曲/倉本美津留)
6. とても不思議なおじいさん(作詞・作曲/山崎ゆかり)
7. 返事   (作詞/やなせたかし 作曲/倉本美津留)

 

● くうきにみつる(空気公団×倉本美津留) インタビュー

空気公団と倉本美津留=くうきにみつる ファースト・ミニ・アルバム

放送作家でミュージシャンでもある倉本美津留と空気公団が新たな音楽ユニット=くうきにみつるを結成。2013年11月20日に1stミニアルバム『はにほへといろは』をリリース!それは現代に童謡を蘇らせたかのような、温故知新な趣きのある唄集が誕生!

倉本美津留は、放送作家として『ダウンタウンのごっつええ感じ』『M-1グランプリ』など時代を築いた傑作TV番組を手懸け、現在は『ダウンタウンDX』、こども番組『シャキーン!』などを担当。彼はもう一つの顔としてミュージシャンの活動があり、自ら作詞、作曲、歌、ギターを担当。YOUや峯田和伸(銀杏BOYZ)とのコラボレーション、美津留名義でリリースをしている。

両者の出会いは、空気公団が倉本美津留にCDコメントを依頼したことが切っ掛けで、その後、お互いのライヴを見て感銘を受け、自然とミュージシャン同士の付き合いとなりレコーデイングセッションを重ねていくまでに発展していった。

今回のミニアルバムは、倉本美津留と空気公団の山崎ゆかりが作詞 / 作曲を半々の割合で担当。また先日亡くなられたやなせたかさんが作詞した曲も収録されている。サウンド・プロダクツには、ゲストに辻村豪文(ギター / キセル)、白根賢一(ドラム / GREAT3)、山口とも(ドラム)という豪華なメンバーが集結。

空気公団と倉本美津留の、メロディメーカーとして才能、日本語に対する優れた感性が、自然に溶け合った、あたかも現代に童謡を蘇らせたかのような、温故知新な趣きのある日本の唄集が誕生した。

アルバムについて、くうきにみつる(空気公団×倉本美津留)のメンバー4人に話を聞きしました。

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--くうきにみつるが生まれました。率直に今のお気持ちを一言ずつお願いします。

山崎ゆかり(以下、Y) : 発売出来てうれしいです。

戸川由幸(以下、T) : 単に空気公団+倉本美津留ではなく『くうきにみつる』の音が出来た気がしています。多くの人に聴いてもらいたいです。 

窪田渡(以下、K) : ご縁があって倉本さんと時間をかけて作品を作り、そして完成したことがなにより嬉しいです。そして日に日にその嬉しさが大きくなっている気がします。

倉本美津留(以下、K.M) : この世になかった新しい空気を増やすことができたと思います。大勢の人に吸って欲しいです。

-- 6年前に空気公団が倉本美津留さんにCDのコメントを依頼したこが切っ掛けで交流が始まったと伺いました。「一緒に音楽を作ろう」と思った瞬間やエピソードなどはあったのでしょうか?

T : 『空気公団作品集』の時にコメントを頂いて、それからしばらくしてメンバー3人で倉本さんのライブを観させて頂く機会があったんですが、そのライブにとても感動しまして。そこで何がしかの共通点を見出したというか、何か一緒にできるんじゃないか?という気持ちが芽生えたのがきっかけだと思います。正直それまでは倉本さんがどういう音楽を作っているのかあまり知らなくて、勝手に笑いをベースにした様な面白い感じの音楽を作っているのかなと思いこんでいたんですが、そのライブでは感情をまっすぐにぶつけてくる様な感じの表現をされていて。もともと言葉の力が凄い事は知っていたんですが、それをああいう表現でぶつけられるとは思っていなかったんで本当にびっくりしました。

K : とても良く覚えている。素晴らしいライブで本当に感動しました。

K.M : 彼らのアルバム「空気公団作品集」を聴いたとき、自分が表現しようとしてきた世界と共鳴する部分が多いな…と感じました。それで、いつか一緒にやれたらステキだろうなと思いました。

--これまでに、空気公団は異なる分野のアーティストとのコラボレーションを、倉本さんはYOUや峯田和伸(銀杏BOYZ)とのコラボレーションを行っています、とても出会いを大切にしているように感じます。

K.M : いい出会いをきちんと大切にしたい、無駄にしてはもったいないと思っています。自分がステキだと思う人と何か一緒に創造できることは最高ですから。

--倉本さんと空気公団の山崎ゆかりさんが作詞/作曲を半々の割合で担当。

アルバムを聴いて全く違和感を感じなかったです。このスムーズ感は何でしょう?

K : 二人の楽曲には共通する部分が多いなあと思っていました。当然個性の違いというのはあるのですが、アレンジや録音の過程では、その「違う」という部分を全面に出すのではなく、共通する部分を掘り下げて進めて行った気がします。なので最終的にはどの曲に対しても全員が各々「自分の曲」として接するようになっていました。スムーズな感じがするのはそういったことが背景にあるのではないでしょうか?あと、倉本さんから出る色んなキーワードには、普段僕らの録音の時に出てくる言葉と同じものがあって、とてもびっくりしましたし、面白かったのですが、そこが違和感のない雰囲気につながっているのかなとも思います。

--倉本さんと山崎さんは共に、日本語の魅力を掘り下げていると思います。

倉本さんからみて、山崎さんの言葉の魅力は、どんな所でしょうか?

K.M : とても感覚的なところが魅力です。無意識の意識が言葉になっているような。日本語に足りてない表現を補っていく作業。ぼくはそれを意識的にやっているタイプなので。

--山崎さんは、倉本さんの詞を歌ってみて、どんなことを感じましたか?

Y : 自分以外の歌詞を歌うことが少ないので新鮮だったということと、日本語をまた新鮮に感じました。日本語の言葉の響きや流れをメロディに乗せるわけですが、そこにポイントがあると思っています。音と言葉の世界をひとつにすることで、心への浸透度を高めたいと思います。

-- “くうきにみつる”の詞、曲があがってきて、サウンド面ではどんなインスピレーションが沸きましたか?

T : どこか前向きで、どこか力強いというイメージは各曲に共通している様に感じます。空気公団のレコーディングは深く潜って行く様な感じの作業なんですが、くうきにみつるに関してはもう少し快活な感じというか、前向きに力強く「嬉しい」とか「楽しい」を表現しようとしていた気がします。

--「日本語」と「メロディ」が溶け合う、ポイントとは?

K.M : 僕の場合は、まずメロディーが浮かんで、そのメロディーから言葉が聴こえてくるという感じなので、最初から溶け合ってる感じです。日本語が大好きな日本人なので。目指したいのは、日本の童謡の溶け合い感でしょうか。

--同世代間で完結しない、ジャンル内に埋没しない、そうした蛸壺的な感じがしない、とても風通しがいい、まるで童謡のような、日本語の唄はまだ全然可能性があるんだ、と気づきました

T : そう言って頂けるととても嬉しいのですが、実はその辺は決して狙っていたわけではないのですね。好き勝手やっているというと語弊がありますが、詞や曲が必要としていることを粛々と進めていっただけ、という感があります。ただ、いつも音楽を作っている時は、僕たちがサウンド指向で作品を作ってもあまり意味が無い、というか面白い物を作れやしないのではないか?と思っています。その点は今回もいつも通りで、同じことを考えていました。風通しの良さと感じていただけた背景には、そういうところも理由にあるのではないでしょうか?

--とても肯定的な音楽だと感じました。この肯定的な力が生まれた要因は何でしょう?

T : 肯定的な力とは難しいですね。あまり理解していなくてすみません。好きに自由に聴けるようにいつも気にしているのは、テンションを低めにするということです。

K.T : 僕は根っからの肯定的人間だからね。

--ちょっと唐突な質問ですが、“お笑い”と“音楽”には何か通ずるモノがあると感じるのですが、いかがでしょう?

K.T : 音楽でも笑いでも、ステキなものは新鮮な驚きがあること。

--先日亡くなられた、やなせたかしさんが作詞した曲が収録されています。やなせさんの詞に、曲をつけて、歌ってみて、演奏してみて、どう解釈したかコメントをいただけるでしょうか。

K.T : もともと僕の中にあったメロディーがぴったり合ったんです。まるで、やなせさんの言葉のために予め用意されたいたかのようでした。はじめて詞を拝読したときも、メロディーがのったときも、歌ったときも、毎ステップ感動がありました。やなせさんの体温があって人を前向きにさせてくれる世界を歌えてしやわせです。

--アルバムを聴いたら、くうきにみつるという名前や、ジャケットのこけしが、とても愛おしくなってきました。

Y : それは見えないものが見えた感覚ですね。こけしを探しているときがちょうど空気公団の東北ツアーで、お客さんにいろいろ教えて頂きました。最終的に決まったこのこけしは宮城出身だそうです。はじめはこけしに恐怖を感じましたが、今では「ただいまー」と言いたい存在です。

-- 2月にはトリフォニ―ホールでくうきにみつるのレコ発ライブがあります。アルバムにゲスト参加した辻村豪文(キセル)/Guitar、白根賢一(GREAT3)/Drumsも出演するスーパーバンドとなりますが、初のお披露目ライブに向けて、どんなお気持ちですか?

T : 今回の録音で初めて一緒に音を出した素晴らしい方々と演奏出来ることがとても嬉しいです。ステージ上でどんな音の会話が出来るのか、それが楽しみでならない、という気分です。是非大勢の方に観ていただいて、その会話を皆で共有出来れば、本当に素敵な時間になるんじゃないかと思っています。是非お越しください!

-- それでは最後にTOWER RECORDS ONLINEをごらんの皆様に一言メッセージをお願いします。

K.M : くうきにみつるの音が、どうか、あなたの耳もとにも流れ込みますように。

Y : くうきにみつるの初めてのアルバム、皆さんに楽しんでもらいたいと思っています。

T : とても面白い作品が出来たと思います。ぜひ聴いて、気に入ったらライブにも来て下さいね。

K : くうきにみつるは、まだまだ新人です。末永くよろしくお願いいたします。

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●空気公団  プロフィール
1997年結成。現在は山崎、戸川、窪田の3人で活動中。ささやかな日常語、アレンジを細やかにおりこんだ演奏、それらを重ねあわせた音源製作を中心に据えながらも、映像を大胆に取り入れたライヴや、様々な芸術家とのコラボレーションを軸にした展覧会等、枠にとらわれないアート志向の活動を独自の方法論で続けている。

●倉本美津留 プロフィール
ミュージシャン、放送作家。2008年、アルバム『躾』をビクターエンタテインメントよりリリース。「YOUに美津留」のユニットで『月』をNHKみんなのうたに発表。2013年11月20日には空気公団とのユニット”くうきにみつる”のアルバム『はにほへといろは』をリリース。放送作家として、現在『ダウンタウンDX』Eテレのこども番組『シャキーン!』などを手がける。これまでの仕事に『ダウンタウンのごっつええ感じ』『M-1グランプリ』『伊東家の食卓』他。『一人ごっつ』では大仏として声の出演も。近著にことば絵本『明日のカルタ』(日本図書センター)。

●ライヴ情報

くうきにみつる(空気公団×倉本美津留)
「はにほへといろは」発売記念LIVE

出演: 空気公団
くうきにみつる+辻村豪文(キセル)/Guitar+白根賢一(GREAT3)/Drums

会場: すみだトリフォニーホール 小ホール

公演日: 2014年2月11日(火・祝)

昼の部 開場12:00/開演13:00
夜の部 開場16:30/開演17:30

※完全入れ替え制 / 全席自由

料金: 前売:4,500円(整理番号発行) / 当日:5,000円

前売りチケット発売日: 12/7(土) 午前10時~

チケットのお取り扱いは、空気公団の公式サイトからとなります。
Info: http://www.kukikodan.com/

https://soundcloud.com/kukikodan/

 

タグ : J-インディーズ

掲載: 2013年12月06日 18:24

更新: 2013年12月06日 18:24