グレン・ヒューズ&ジェイソン・ボーナムによるカリフォルニア・ブリードが始動
グレン・ヒューズとジェイソン・ボーナムによるハード・ロック・グルーヴ・バンドが、新星ギタリスト:アンドリュー・ワットを迎えて始動する。
ディープ・パープルの一員であり、“ヴォイス・オブ・ロック”の異名をとるグレン・ヒューズと、故ジョン・ボーナムの息子であり、2007年のレッド・ツェッペリン再結成時には父の代役を務めたジェイソン・ボーナム。ブラック・カントリー・コミュニオンを結成、3枚のアルバムを発表してきた二人が、さらなるステップとして結成したのがカリフォルニア・ブリードだ。
ライヴァル・サンズなどを手がけたデイヴ・コッブをプロデューサーに迎えて作られたデビュー・アルバム『カリフォルニア・ブリード』のサウンドは、レッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスを彷彿とさせる、ヘヴィでありながらベーシック、ソウルフルでメロディアスな古くて新しいハード・ロックだ。
「ザ・ウェイ」のリフ・ワーク、「ミッドナイト・オイル」のヘヴィでファンキーなグルーヴ感など、生身のロックを聴かせている。さらにレッド・ツェッペリンの「サンキュー」を思わせる「オール・フォールズ・ダウン」や「ブリーズ」を筆頭に、全編を貫く抒情派メロディの数々は、日本のロック・ファンの心に訴えかけるものだ。
ディープ・パープルやトラピーズ、ブラック・サバス、ゲイリー・ムーア、KLF、そしてソロ活動で知られるグレンはハイトーンのシャウトからメロウな歌声まで、幅広いヴォーカルを披露する。
レッド・ツェッペリン再結成やフォリナー、UFOなど、父以上に多様なキャリアを経てきたジェイソンのドラムスも、パワフルなものだ。
まだ23歳というアンドリューだが、ジミー・ペイジやリッチー・ブラックモア、トニー・アイオミなどから影響を受けてきたヴィンテージ・スタイルのギタリストだ。ジュリアン・レノン(ジョン・レノンの息子)の紹介でバンドに加入することになった彼は、歴戦の強者2人に遜色のない存在感を放つギターを弾いている。
レッド・ツェッペリンとディープ・パープル、両バンドのエッセンスを取り込んだ新バンドの登場だ。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2014年04月17日 11:25