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1980年US産メロウ・ソウルの幻の傑作が限定再プレス

Kenny Mann

1980年US産メロウ・ソウルの幻の傑作、限定で再プレス!『スペースアーク・イズ』あたりにも通じる、アーバン・メロウ・サウンドはAORファンにもオススメ!

『ケニー・マン ウィズ リキッド・プレジャー』は、80年に東海岸のノースカロライナで制作された知る人ぞ知るモダン・ソウル・アルバム。日本ではあまりピックアップされたことがありませんが、欧米では古くから有名なレア盤で、今でもオークションでは高額で落札されたりします。確かにマイナー・レーベルのハートビート・レコーズからのリリースでプレス枚数も少ないのですが、中身のほうはメジャー盤にも劣らないほどガッチリと作られた素晴らしいアルバムです。

歌手でキーボード奏者でもあり、全てのナンバーを作曲しているリーダーのケニー・マンと、彼のバック・バンドのリキッド・プレジャーが制作したデビュー作にして唯一のアルバムなのです。リキッド・プレジャーはその美しいコーラス・ワークからともするとコーラス・グループと思われがちですが、実は楽器演奏もこなす実力派。いかにも80年代の初頭らしい、アーバン・コンテンポラリーなアレンジと曲作りが日本のAORリスナーの好みにどんぴしゃりです。強いて例えるならば、PleasureとかBlackbyrdsあたりのサウンドに近いかもしれません。

オープニングの「When Its Over」は美しいコーラスを前面に出したミッドテンポのバラード。一転して2曲目の「Wait And See」はアップテンポのダンス・ナンバー。個人的にはベスト・トラックは5曲目の「Say What」。やはりアップ気味のダンス・チューンですが泥臭さを抑えた都会的なセンスのアレンンジが素晴らしい。7曲目の「Just For Starters」はインスト中心のフュージョン・テイストのナンバー。そして8曲目「Fun」は、アルバム中最もファンキーな1曲。途中にパーカッションブレイクが入るため、DJにも人気のナンバーです。


タグ : ソウル復刻&発掘

掲載: 2014年07月25日 17:17