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大人気 NAXOS・細川俊夫シリーズ最新作!管弦楽作品集 第2集リリース

NAXOS 細川俊夫:管弦楽作品集 第2集

現代日本の作曲家の中でも、ワールドワイドで最も高い評価を受けている人といえば、やはり細川俊夫(1955-)であることは間違いありません。彼の作品には、日本的な要素(音色も思考も)が極めて多く用いられているのですが、その語法の巧みさと真摯さによって、それらが言葉の壁を越えて世界中の人々へと伝播しているのですから。
ここに収録された3つの作品は、それぞれ異なる源泉から生まれています。「夢を織る」は彼自身が母の胎内にいた時の仄かな記憶とも夢とも取れるもの。永遠の揺りかごである子宮の中に聞こえてくる音は“変ロ音”。柔らかく全てを絡めとっていくようなこの音に包まれながら、彼は大いなる旅に出発するというのです。そして「開花」は彼の得意とする花がテーマとなった曲。花が開くときに必要とする莫大なエネルギーを生きる力に変換するという繊細で遠大なる作業…これについての考察です。そして「循環する海」。こちらは水の姿の変容を音に映したものであり、「海を出発してまた海へと還る」というひたすら永遠に繰り返される現象が言葉を介さず、音だけで描かれていきます。
聴き手はこのアルバムで、たくさんのことを考えることができるでしょう。
作曲者本人による詳細な解説が付いています。
(ナクソス・ジャパン)

【収録曲】
1.オーケストラのための「夢を織る」(2009) ※世界初録音
2.室内オーケストラのための「開花 II」(2011)
3-11.オーケストラのための「循環する海」(2005)<Introduction-序/Silent Ocean-静かな海/Waves from the Ocean-海の波/Cloudscape in the Sky-空の雲模様/Storm-嵐/Waves-波/Breeze on the Ocean-海を渡る風/The Water returning to the sky again-空から再び戻る水/Mist on the Ocean-海の上の霧> ※8.570775に既収録
【演奏】
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1-2)
フランス国立リヨン管弦楽団(3-11)
準・メルクル(指揮)
【録音】
2013年6月10-12日 スコットランド グラスゴー,ヘンリーウッド・ホール(1-2)
2007年7月15日 フランス,オーディトリウム・ド・リヨン(3-11)

掲載: 2014年08月28日 14:35