ファラオ・サンダース・オン・テレサ 4作品が復刻
Deep Jazz Reality presents〈ファラオ・サンダース・オン・テレサ〉
75歳を迎えた現在も精力的に活動を続けるスピリチュアル・ジャズの巨人ファラオ・サンダース。その第2の絶頂期というべきTheresaレーベル時代の名盤群をDeep Jazz Realityが再び日本盤化します。
1970年代のサウンドに見られた混沌や異化を洗い流し、フレッシュで洗練されたモーダル・ジャズとして再構築。1980年代以降のメインストリーム・サウンドとして再提示した力業は、師コルトレーン・ミュージックの普遍化のもっとも成功した例であり、スピリチュアル・ジャズが到達した不滅の金字塔でもあります。
特典ポスター・サンプル画像
【タワレコ特典】先着:ポスター(1980年当時、実際に使用されていたコンサート・ポスターのレプリカ)
Deep Jazz Reality presents〈ファラオ・サンダース・オン・テレサ〉シリーズ:Ed Kelly/Pharoah Sanders『ED KELLY AND FRIENDS』(KTIC-1007)、Pharoah Sanders『JOURNEY TO THE ONE』(KTIC-1008)、Pharoah Sanders『REJOICE』(KTIC-1009)、Pharoah Sanders『LIVE』(KTIC-1010)のうち、いずれか2点をご購入ごとにポスターをプレゼント!
※特典数には限りがございます。限定数満了次第、終了とさせていただきます。
【Deep Jazz Reality presents〈ファラオ・サンダース・オン・テレサ〉】
■4タイトル同時発売
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■ジュエルケース仕様
■『Independent Black Jazz Of America』の著者、尾川雄介+塚本謙による解説、ディスコグラフィー付き。
Ed Kelly、Pharoah Sanders『ED KELLY AND FRIENDS』
名曲“You've Got To Have Freedom”の初演を収めたファラオの〈Theresa〉第1作目。輸入盤も長らく廃盤だったこの作品が日本初CD化。ベイエリアのピアニスト、エド・ケリー名義の作品ながら、実質的なリーダーはファラオ(当時〈Arista〉と契約が残っていたため名義が使えなかった)。ファラオの作曲の中でももっとも有名な名曲“You've Got To Have Freedom”はこの盤が初録音。落ち着いたテンポながら後半の熱演は強烈。この盤でしか聴けない名オリジナルが“Newborn”。疾走するモーダルなラテン・ビートにのってファラオが咆哮する。デュオ・バラード“You Send Me”も圧巻。エド・ケリーの1992年録音5曲をボーナス収録。
Ed Kelly、Pharoah Sanders『ED KELLY AND FRIENDS』試聴音源はこちら(SoundCloud)
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Pharoash Sanders『JOURNEY TO THE ONE』
“You've Got To Have Freedom”の決定的名演を含む〈Theresa〉時代の最高傑作。ファラオ第2の黄金時代の幕開けを告げる名作であり、1980年代以降のファラオのサウンドを決定付けた記念碑的作品。ジョン・ヒックス(p)、ジョー・ボナー(p)、アイドリス・ムハマッド(ds)ら錚々たるメンバーを揃えた新グループで、新しい時代のコンテンポラリー・スピリチュアル・ジャズを高らかに歌い上げる。コーラスを加えた豊かでピースフルなサウンドは名曲“You've Got To Have Freedom”に顕著。活力みなぎるモーダル・スウィング“Doktor Pitt”もまたこの時代の名曲。コルトレーン『Ballads』の世界に迫る“After The Rain”“Easy To Remember”。オリジナル2枚組みを1枚のCDに収録。
Pharoash Sanders『JOURNEY TO THE ONE』試聴音源はこちら(SoundCloud)
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1980年代ファラオの集大成ともいえる圧巻の2枚組コンテンポラリー・アフロ・スピリチュアル・ジャズ叙事詩。世界へ向けるまなざしの優しさ、ポジティヴなアティテュード、強靭な精神力。この時期のファラオの充実がみなぎるもうひとつの名盤。エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ボビー・ハッチャーソン(vib)を迎えた“Rejoice”はモーダルの楽園というべき高揚感あふれるナンバー。突き抜けてハッピーなグルーヴの“Highlife”“Nigerian Juju Highlife”、コーラスを加えた“Origin”も素晴らしい。“Moments Notice”はコルトレーン曲の決定的なヴォーカライズ・カヴァー。“Central Park West”も同じくコルトレーンの名バラード。アフリカをモチーフとした前半から師コルトレーンへの思いに満ちた後半への流れも美しい。
Pharoash Sanders『REJOICE』試聴音源はこちら(SoundCloud)
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これほどまでに熱く、感動的なジャズが想像できるか。“You've Got To Have Freedom”を含む熱狂のライヴ盤。好調の極みにあったファラオ・サンダース・カルテット1981年のライヴ中継盤。冒頭、闇夜を切り裂くようなファラオの咆哮からスタートする“You've Got To Have Freedom”を耳にして興奮しないジャズ・ファンがいるだろうか。波状攻撃のように押し寄せるモーダルなグルーヴとファラオの絶叫、それらすべての凄まじいパワーに圧倒される14分。〈Arista〉時代のラテン調のダンスナンバー“Pharomba”のライヴ再演も素晴らしい。CD版のみに加えられた“Doktor Pitt”は21分にもおよぶ高速モーダル曲。バンド一丸となって燃焼しつくすような疾走感とエネルギーに心打たれる。
Pharoash Sanders『LIVE』試聴音源はこちら(SoundCloud)
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