世界最高峰のベーシスト、ジョン・パティトゥッチ6年振り新録
59年生まれ、3度のグラミー賞に輝くスーパー・ベーシスト6年振り14作目の作品。
メンバーには、アダム・ロジャーズ、スティーブ・カーディナスという押しも押されぬふたりのトップ・ジャズ・ギタリストをフィーチャー。そしてウエイン・ショーター・バンドでも長くの時間を共にする盟友でもあるドラム・ヴァーチュオーゾ、ブライアン・ブレイドが参加した自身の新グループ、エレクトリック・ギター・カルテットによるアルバムです。
ジョン・パティトゥッチによるオリジナル曲をメインに「BAND OF BROTHERS」は、オールマン・ブラザーズ、ウィルソン・ピケットを彷彿とするファンキー、ブルージー/ロックなジャム・チューン。マリ南西部ワスル地方の伝統を受け継ぐ偉大な女性歌手 ウムサンガレによる、「Dugu Kamalemba」は奥深く美しい響きの楽曲。ブルージーなギター・フレーズ、温かいベースの音色によるジョン・パティトゥッチ節が優雅に鳴り響く「JTL」や、アイ・ガット・リズムのコード進行を基に作曲された「DO YOU?」での掛け合うアダム・ロジャーズとスティーブ・カーディナスの流麗なギターのメロディライン、縦横無尽に暴れ廻るブライアン・ブレイドの演奏は圧巻です。ウエス・モンゴメリーが発表した1966年のアルバム『テキーラ』に収録されていた「THE THUMB」をブライアン・ブレイドとデュオで録音。妻と娘へ捧げられた美しいソロ・ピース「Tesori」でアルバムは締めくくられています。
これまでのキャリアの中でたくさんのパワフルなピアニストのバンドで長年演奏してきたこともあり自身の最新作では楽器編成にこだわり今回新たにグループを結成。ジョン・スコフィールド、パット・メセニー、ジョージ・ベンソン、B.Bキング…と名前を挙げ、「ギターが大好きなんだ。様々なジャンルでたくさんの偉大なギタリストとの共演も多かったしね。」とジョン自身も語るとおり、ジャズを核にしながら多彩な音楽要素を織り込み色彩感溢れるアンサンブル、ダイナミックな演奏を聴かせます。
ジャズファンに鮮明な記憶を植え付けたチック・コリア・エレクトリック・バンド(85年~)、アコースティック・バンド(89年~)での活躍。ウエイン・ショーターのグループへの参加(00年~現在)、01年マッセイ・ホールにて録音されたハービー・ハンコックのディレクション・イン・ミュージックに参加しこれまで13枚のリーダー・アルバムをリリース。自身のキャリアの原点、ブルックリンでセルフプロデュースによって制作・録音。本作は、輝かしいキャリアの中でも最重要作品といえる作品です。
【来日公演】
2015. 5.27.wed ~ 5.30.sat 東京・丸の内: コットンクラブ
<JOHN PATITUCCI ”THE ELECTRIC GUITAR QUARTET” featuring ADAM ROGERS,STEVE CARDENAS & BRIAN BLADE>
2015. 5.27.wed ~ 5.30.sat
■5.27.wed ~ 5.29.fri
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm
■5.30.sat
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm
MEMBER
John Patitucci (b), Adam Rogers (g), Steve Cardenas (g), Brian Blade (ds)
掲載: 2015年04月15日 13:22