ジョシュア・レッドマン+ザ・バッド・プラスが生み出す、新たなジャズの錬金術
現代ジャズ界を牽引する不動の人気の実力派サックス奏者、ジョシュア・レッドマン。そしてここ日本でも人気を集める、前衛性と大衆性を併せ持つピアノ・トリオ、ザ・バッド・プラス。この2アーティストによる新たなカルテット、ザ・バッド・プラス・ジョシュア・レッドマンによるアルバムが完成した!
このプロジェクトの切っ掛けが生まれたのは2011年のこと。ニューヨークのブルー・ノートで1週間のショウを行うことになったザ・バッド・プラスは、ジョシュア・レッドマンをゲストとして招いたのであった。その後も何度となく共演を行った彼らは、昨年スタジオに入り、共にアルバムを完成させた。
その本作『THE BAD PLUS JOSHUA REDMAN』には、ザ・バッド・プラスとジョシュア・レッドマンによる7つのオリジナル曲と、ザ・バッド・プラスのナンバー「Dirtly Blonde」と「Silence Is The Question」を新たにアレンジしたものが収録されている。
アルバムを完成させたザ・バッド・プラス・ジョシュア・レッドマンは、既に北米ツアーの日程を発表。その中には、ニューヨークのブルーノート・ジャズ・フェスティヴァル(6/10)、モントリオール・インターナショナル・ジャズ・フェスティヴァル(6/26)も含まれており、その後にはヨーロッパ・ツアーも控えているという。
これまで行ってきたライヴも、「まるで(ジョシュア)レッドマンは、グループの長年生き別れになっていた4人目のメンバーのようだった」「ザ・バッド・プラス(1)は、まるでカルテットという形態がずっとその底辺に流れていたのだと思わんばかりに唸りを上げていた」など、ロサンゼルスタイムスやメトロランドといった全米メディアから注目!
不動の人気を持つ実力派サックス奏者、ジョシュア・レッドマンと、結成15年を迎えたこれもまた実力派ピアノ・トリオ、ザ・バッド・プラス。常に進化を続ける2アーティストの融合によって生まれる、新たなジャズの錬金術。新たなカルテットの形がこの1枚にある!
掲載: 2015年05月20日 11:01