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P-VINE×タワレコ!タワレコ限定、16FLIPのレア・グルーヴMIX/レア・グルーヴ名盤復刻

16FLIP

photo by Jynya Fujimoto

〈16FLIP Interview〉

*今回はどのようにセレクション、曲順、ミックスを決めていったのでしょうか。

復刻するP-VINEのレア・グルーヴ企画「Groove Diggers」シリーズの中からミックスが作れるぐらいの数だけ、自分がいいと思う曲が出てくるまであらゆるアーティストを聴いて決めました。その中でライセンスがおりたものでミックスを作りました。曲順は、コレの後アレかけたいなとか、このタイミングだなとか、いつも曲を聴いてるうちに勝手に決まっていく感じです。

*今回のミックスのテーマやコンセプトがあれば教えてください。

最近、音楽が一つのAlbumや楽曲に対して消費されるスピードがとても早く短いとおもうので、何回か聴いて終わるようなものではなく、たまに思い出して聴きたくなったり、これからも長く聴けるようなものになれば良いなと思って作りました。

*多くのミックスCDをこれまでにストリート・リリースしていますが、今回の作品と作り方などで違いがあったら教えてください。

基本的には変わらないんですが、今回は復刻するシリーズの中から曲を選ぶという内容が最初から決まっていたので、DJミックスの前にセレクト的な要素が強いと思っています。あとはいつも1枚のグルーヴや自分が持つ流れを重視しています。

*今回のミックスの収録された曲で特にお気に入りの曲があったら教えてください。

全部好きな曲ですが、Spanky Wilsonの曲は気に入ってます。

*タイトルの「MixChambr」の意味を教えてください。

特に深い意味は無いんですが、ちょっと前に”Mixchambr”というタイトルでblock.fmでRadioをやったので、その流れで”自分が好きな曲を紹介する”という意味でこのタイトルにしました。

*このようなミックス作品の制作がビートメイクの方に影響を及ぼしたりしますか?

そうですね、自分が知らなかったカッコいい曲を聴くとインスピレーションがわきます。ミックスの選曲してる時も頭の中でビートメイクしてました。逆もあって、ビートメイクもDJに影響を与えてる感じです。

*ご自身はソウルやレア・グルーヴ、ネタものと言われる音源はいつくらいから、どのようなキッカケでチェックするようになったのですか?
多分、自分が15、6の時にHIPHOPは曲に元ネタがあるのが多かったりする事を知って、それでその元の曲とか聴いたらこっちもカッコいいっていう事に気づいて、そこから好きになりました。最初に買ったのは、Bob James 『Heads』だった気がします。

*普段もソウルやレア・グルーヴのレコードを掘ったり、音源をチェックしたりすることは多いのですか?
またレコードをディグる時に意識していること、気にしている点があったら教えてください。

いつも気にしてチェックしてる訳ではないんですけど、ソウルもレア・グルーヴも好きですね。知らない店に初めて行った時は、とりあえずそのコーナーとHIPHOPは見てるかも知れません。
あと、ディグる時は、自分の気分がノってる時がいいです、そこが結構重要な気がしてます。Record shopでなくても、お店でカッコいい曲がかかってるとすぐ何か聞きにいきます。

*今、どの辺の音源をよくディグったりチェックしたりしますか? またここ最近ディグったものでお気に入りがあったら教えてください。

割と最近のHIPHOPだとTermanology & Ea$y Money が好きでした、Lee Bannonもかっこ良くて。
あとsoundcloudとかで結構色んな海外のDJがMIXアップしてたりするんでそういうのもチェックして聴いてます。ディグだと何でも好きなんですけど、OLD SCHOOLのHIPHOPやDiscoっぽいのも好きだし、90sのR&Bとか、アーティストだと結構前からなんですけど、THE S.O.S BANDが好きです。

*今後のリリース・スケジュールやプランなどありましたら教えてください。

リリース 8/5 『B'KLYN Instrumentals』 16FLIP&DJ SCRATCH NICE
8/下旬 『10DUBB LP』 16FLIP

16FLIP DJ PLAY
7/24 the River at 池袋Bed
7/25 Wontime at 神戸Studio Bapple
7/26 How we roll at 大阪Bigstep3F Tatuo tacos
7/31 Weeken at 代官山Unit
8/7 ONELOOPrecords8周年 at 新潟88

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16FLIP

P-VINE設立40周年記念!P-VINE×タワーレコードの超スペシャル・コラボ企画!

P-VINEとタワーレコードがレア・グルーヴをあらためて広めたい一心でコラボを実現!

日本のヒップホップ・シーンが誇る気鋭DJ/ビートメイカー16FLIPによるレア・グルーヴMIXCD「MIXCHAMBR」、P-VINE〈Groove-Diggers〉シリーズ厳選10タイトルの特別廉価盤、全11タイトル、タワーレコード限定で2015年7月8日発売!


P-VINE & GROOVE-DIGGERS Presents
MIXCHAMBR
Selected & Mixed by 16FLIP

東京ヒップホップ・シーン最重要のレーベル/クルー、DOGEAR RECORDS/DOWN NORTH CAMPの一員としてシーン内で絶大な支持を誇っているDJ/ビートメーカー、16FLIPによる初のオフィシャル・ミックス作品はディープなレア・グルーヴ~ソウル音源をセレクト&ミックス!!

東京アンダーグラウンド・シーンを中心に活動している注目すべきクルー、DOWN NORTH CAMPのトラックメイカーであり、同クルーに所属するグループ、MONJUの第4のメンバーとして知られ、彼らのビートを生みだし支えてきたDJ/ビートメイカー、16FLIP a.k.a. DJ Killwheel。MONJUやそのメンバーであるISSUGI、仙人掌、Mr.PUGの作品以外にも盟友である5lack、SICK TEAM、KID FRESINO、jjj、CENJUら、東京シーンのドープなアーティストと数々のセッション。また『Smokytown Calling』を始めとする自己名義のビート集のリリースでも知られるシーン最重要な人物。

ビートメイカーとしてだけでなくDJとしても活躍している16FLIPは、これまでストリート限定で発表されてきた『180atomosphere』や『OL'TIME KILLIN'』といったシリーズのミックス作品はリリース後すぐに完売となる人気タイトルであり、プレミア化するものもあるほどで、その人気/クオリティの高さがうかがいしれる。

その16FLIPがP-VINEとのコラボレーションで初となるオフィシャルのミックスCDをリリース。世界中の良質なグルーヴィ・ミュージックを紹介し続けているシリーズ「GROOVE DIGGERS」を始めとするP-VINEがディグしてきた秘蔵のレア・グルーヴ~ソウル~ファンク音源の中から、さらに16FLIPが独自の目線&聴覚でセレクトしたディープな楽曲の数々をコンパイル。現行の日本語ラップ・シーンでサンプリング・ヒップホップをベースとしたプロデュース・ワークに特に定評のある16FLIPだけに、その尖ったセンスが今作でも見事に発揮される。

ニュー・ジャージーのヴォーカル・グループ、ファミリー・サークルの傑作ファーストからのチョイスとなるM1「It Doesn’t Make Sense」を始め、スパンキー・ウィルソンの名曲M2「The Last Day Of Summer」さらにはタイムレス・レジェンド、マスター・プラン・インク、プラシーボらの人気作品からセレクション。従来のレア・グルーヴ~ソウル~ファンク・ファンはモチロン、16FLIPの作品にヤラれているヘッズ~若いヒップホップ・ファンをもターゲットにした画期的なプロジェクトとなるはず。

track list:
Placebo / Polk
Marc Moulin / From
Master Plan Inc / Something To Be Done
Master Plan Inc / For The Brothers (Demo)
Leo's Sunshipp / Madame Butterfly (Mini-Tro)
Chocolateclay / My Uncle Funky
Ricardo Marrero & The Group / And We'll Make Love
Bubbha Thomas & The Lightmen / Sweet Ray
Matthew Larkin Cassell / Heaven
and more...


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〈MIXCHAMBR - Word from 16FLIP〉

 

 今回のMIX CDはP-VINEの復刻するRAREGROOVE音源の中から、自分の好きな曲をセレクトしました。多分200曲近くは聞かせて貰ったと思います。元々RAREGROOVEという物がどういうものか分からないで聞いていて(今も分かっていないんですが)その中で自分的に引っかかるものという基準で選びました。

自分はレアかどうかという部分に音楽の価値を全く置いてないので、すごくレアなものを外しているかもしれないし誰もが知ってる曲が入っているかもしれません。ただ単純にいい曲だなカッコいいなと思う曲を好きな順番でセレクトしMIXしました。いい曲、カッコいい曲はレアなまま一部の人の間で語り継がれるより、より多くの人に聴かれた方がいいと思うし、曲を作った人もその方が嬉しいと思います。なので今回の企画はとても良いなと思ったし、自分もたくさんのカッコいい曲を知る事ができました。

 その中でもSpanky Wilson、Placeboはとても好きなアーティストです。自分のMIX収録曲以外もいい曲がいっぱいあるので是非チェックして貰いたいです。今回は、元から自分のMIXを知る人には勿論、聴いた事がない人にも聴いてみて欲しい作品です。HIPHOPとそれを取り巻く元となる様々な音楽は、相乗効果の様に音楽の良さを引き出してると思うし、お互いの良さをさらに知る事ができると思います。そして自分がそうだったように、以前より増して色んな音楽がどんどん好きになってしまう気がします。笑HIPHOPが好きでRARE GROOVE、SOUL、FUNKを聴いた事が無い人や、RAREGROOVEは知ってるけどHIPHOPは知らないという人にも届いたらなと思います。

 話が堅苦しくなっちゃったんですけど、単純に好きな時に、このMIXでそれぞれの時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。それがDJの役割だと思うので。

16FLIP / DOGEARRECORDS


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P-VINE_Groove-Diggers_

タワーレコード限定発売〈P-VINE「Groove-Diggers」〉シリーズ10タイトル

歴史あるP-VINE保有のレア・グルーヴ音源の中から特に人気の高いソウル、ファンク、ラテン、スウィート・バラード、メロウ・グルーヴの名盤を厳選し、10タイトルをお手頃価格(各1300円 税抜)でご提供します!


RICARDO MARRERO & THE GROUP『A Taste』
レア・グルーヴ~フリーソウル・リスナーとニューヨーク・ラテンの架け橋となる隠れた偉人、リカルド・マレーロが残した最高の仕事、それがこの『A Taste』!ラテン/サルサは軽やかな「Vengo」の一曲のみで、他は粘着質なワウが腰を直撃する「Babalonia」、「My Friend」、それらに勝るとも劣らぬ重厚なジャズ・ファンク「Algo」、女性ヴォーカルのメロウネスも堪らぬ「And We’ll Make Love」ほか、全てが鉄板レア・グルーヴ。常にオークションの頂点に輝いてきた稀代のプレミア盤にして内容もパーフェクトな奇跡的一枚!


THE BRIEF ENCOUNTER『The Brief Encounter』
世界中のソウル・ファンに捧ぐ、究極の、破格の、空前絶後のメガ・レア・ソウル盤!レアグルーヴ・ファンはもちろん、甘茶ソウル・オヤG、メロウ・グルーヴ好きまで全対応のウルトラ名盤!ノース・カロライナ在住のベイリー4兄弟を中心に構成された9人組ヴォーカル/インスト・グループ、ブリーフ・エンカウンター。彼らが1970年代後半に名門セヴンティ・セヴンからリリースした、ソウルの聖杯との異名を持つ幻のファースト・アルバム。ファンキー・ダンサーからスウィート・バラード、メロウ・グルーヴまで、全曲最高!


THE SIDEWINDERS『Flatfoot Hustlin'』
カナディアン・ファンクの最高峰にして、ディガーズの聖典=『Funky & Groovy Music Records Lexicon』の表紙も飾った、「カナディアンズ・モスト・ウォンテッド」なザ・サイドワインダーズ!爽やかなソウルフル・ダンサー「Like Your Stuff」から、キラーな「打ってる」ミッド・ファンク、極上の激甘スロウ「Time for Loving」まで超充実の内容!アルバム・タイトル曲と「Gift To The Sun」はMUROの2013年のミックスCD『DIGGIN' P-VINE: VINE-YL-IVE』にも収録されていました!


THE LEWIS CONNECTION『The Lewis Connection』
あのプリンスがデビュー前後に参加していたミネアポリスのファンク・バンド、ザ・ルイス・コネクション1979年唯一のアルバム!後にNPGで活躍するベーシストのソニーTが在籍し、当時は100枚ほど自主プレスされただけの超絶レア盤。プリンスが歌とギターで助演した哀愁サイケな「Got To Be Something Here」や、パーラメントやヒートウェイヴ風の楽曲も含めて、ミネアポリス・ファンクが独自性を獲得していく過程の貴重な音源でもあります!
「芯は生まれつき太くとがっていた。孤独+求道=Pの、手さぐり足まさぐり、全裸寸前ぱつんぱつんの若汁をすすれる秘Pです。」 湯浅学
「殿下!! みつかっちゃいましたぜ。」 安斎肇


HEAVEN SENT & ECSTASY『The Greatest Love Story』
「ミニ・リパートンに捧ぐ」というサブタイトルに加え、誰も知らない(?)『Scrolls, The Book Of Life』という映画のサントラに使用され、そしてジャケもなんだか怪しい「謎」だらけのコレクターズ・アイテム感がまさしくレア・グルーヴ!?そんな怪しさに反して内容の方はスウィートなバラードがどれも最高の出来。グルーヴィーなダンス~ディスコ・チューンもこれまた素晴らしく、DJ Muro/Kon & Amir 『King Of Diggin'』にピックアップされたキラーなロング・ブレイクありの「I'm A Lady」を筆頭にメロウ・ダンサー満載!1980年にオ-クランドに残されたコレクター垂涎盤!


MIKE JAMES KIRKLAND『Hang On In There』
カーティス・メイフィールドやマーヴィン・ゲイなどに影響されたニューソウル裏名盤!疲弊した同胞を穏やかに励ます「Hang On In There」をはじめ、そのコンセプトやメッセージ性から「アンダーグラウンドの『What's Going On』」と称されるマイク・ジェイムス・カークランドの1972年の人気盤。のちにアース・ウィンド&ファイアで名を上げるアル・マッケイや、ワッツ&103丁目バンドのジェームス・ギャドソンなど、名ミュージシャンが紡いだ初期70年代らしいグルーヴも素晴らしく、当時のヒット作と並べてもまったく引けを取らない良質な内容!


SPANKY WILSON『Doin' It』
キュートなファンク・ディーヴァ、スパンキー・ウィルソンの作品の中でも最も人気の高いセカンド・アルバム!炸裂するホーン・セクション、グルーヴィーなカッティング・ギター、地を這うようなリズム・セクション、しかし何より最高なのは、キュートな魅力全開でバンドを引っ張るスパンキーの歌声!当時シングル・ヒットしたキラー・ファンク「You」や、クリームの大ヒット・ナンバー「Sunshine of Your Love」、さらにドアーズ「Light My Fire」のファンク・バージョンなど、シスター・ソウルの神髄とも言える全11曲。


BURTON INC.『L.A. Will Make You Pay $$$』
ハウス~ガラージ・ファンにも人気の高い、激レアなオハイオ・ソウルの傑作!名著『U.S.ブラック・ディスク・ガイド』の<究極のLPコレクション・グループ編>でも紹介されたこのレア盤は、バートン夫妻によるメッセンジャーズ・インコーポレイテッドの発展形。全編にわたり流れるようなシンセと、そこに乗る西海岸テイストの柔らかいコーラスが心地良くリード・ヴォーカルを包み込む、メロウbutファンキーな逸品!リエディットも話題となったタイトル曲「L.A. Will Make You Pay」ほか、ジャズファンクからキラーなディスコ・ブギーまで収録!


MILTON WRIGHT『Friends and Buddies』
妹のベティ・ライトのような成功には恵まれなかったものの、本作所収の「Keep It Up」で一躍、フリー・ソウル/レア・グルーヴ・シーンで脚光を浴びることとなったシンガー・ソングライター、ミルトン・ライト。彼がマイアミTK傘下のアルストンから1975年に発表した、全編を彩るシンセがなんとも気持いい極上のメロウ・グルーヴ満載の傑作がこれ!ベティ&フィリップ・ライト兄妹やティミー・トーマス、ラティモアら、マイアミ・ソウルのオールスターズと言える面々が参加した良質なアルバム!


CHOCOLATECLAY『Chocolateclay』
レア・グルーヴの一大産出地であり、ディスコ/ファンク/ソウルの絶妙なブレンドを特徴とするマイアミで生まれた、知る人ぞ知る「ブルー・アイド」な77年のレア・グルーヴ盤!タキシードのジェイク・ワンによるDJミックス音源『AR Music』のジャケに引用されていたことで見覚えのある方もいるはず。マイアミの開放的な空気と、南部という土地柄から来るいなたいソウル・テイストが、AORの持つ洒脱なセンスのプロダクションとドッキングした、フリーソウル・リスナーにもおなじみの名作!

タグ : ソウル復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2015年06月18日 12:00