アリス・クーパー、ワーナー・ブラザーズ時代のスタジオ作品をまとめたボックス登場
その奇抜でシアトリカルなパフォーマンスで、ロックシーンに40年以上に亘り唯一無比の存在感を放ち続けている稀代のロックンロール・パフォーマー、アリス・クーパー。
彼がいかにして“ミスター・ショック・ロック”と呼ばれるようになり、またそのサウンドがいかに形成されたのかを辿る上で最高な15枚組ボックス・セットが登場!
70年代初頭にはグラム・ロックのジャンルにカテゴライズされていた彼がその後、唯一無二の 「ショック・ロック」 を打ち出し、ボブ・エズリンの手腕にも助けられハードロックのカテゴリーで70年代を中心にビッグ・ヒットを連発。そしてその後、パンクやニューウェーブの要素も取り入れつつ新たなサウンドを打ち出すものの、アルコール依存症などの問題も抱え、80年代にはやや低迷する。しかし、、時のプロデューサー、デズモンド・チャイルドの全面協力で発表した 『トラッシュ』 (89年) で再び、トップ・シーンに返り咲き、以来、 “レジェンド” として欧米では根強い人気を博している。余談ではあるが、あの偉大なる芸術家、サルヴァトーレ・ダリも彼のファンを公言していたという。また、オジー・オズボーン、エアロスミス、トーキング・ヘッズ、ガンズ・アンド・ローゼズをはじめ、多くのなロックスターがアリス・クーパーのファンであることを公言しており、多くのフォロワーも誕生、2011年にはロックの殿堂入りを果たしている。
本作はアリス・クーパーのワーナー・ブラザーズ時代のスタジオ・アルバム15枚を1つに収めたものとなり、『キラー』 、 『スクールズ・アウト』 、 『ビリオン・ダラー・ベイビーズ』 等、作品内容とLP盤のアートワークの両面において、大きな話題となった作品を始めとする代表作他を収録。まさに“ミスター・ショック・ロック”のロックンロール・サーカスの栄枯盛衰を追ったボックスとなっている。
今もなお精力的にライヴを行っているアリス・クーパー。この夏、モトリー・クルー最後のUK/ヨーロッパ・ツアーのスペシャル・ゲストとして各地を回ることも決定している。
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掲載: 2015年07月06日 12:37