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カナダのジャズ・シーンで人気急上昇中のシンガー、バーブラ・リカ最新アルバム

Barbra Lica

カナダはトロントを拠点とするバーブラ・リカ。カナダのジャズ・シーンで人気急上昇中の彼女は、素晴らしく華麗な歌唱能力が絶賛されており、優雅で心のこもったステージは、北アメリカ各地の観客を魅了してきた。

ジャズクラブJazz Bistroや、コンサートホールKoerner Hallといったトロントの象徴的な会場や、Niagara Jazz Festivalといったフェスティバルなど、北アメリカ全域のあらゆる場所でパフォーマンスを経験してきたバーブラ。

最近では、ベーシストのクリスチャン・マクブライドや、ギタリストのパット・メセニー、トランペット奏者のテレンス・ブランチャードなど、錚々たるジャズ・アーティストのライヴにて、オープニング・アクトとして選ばれている。

ドリス・デイやエラ・フィッツジェラルド、ペギー・リー、ナット・キング・コール、ベティ・ハットンといった、クラシックなヴォーカルを聴いて育ったとう彼女の、ジャズやクラシックなどアメリカ音楽に対する情熱は、プロのシンガーとしてルーマニアで活躍していた過去を持つ母親からの影響が強い。

彼女のジャズ・ポップ・ソングや、胸を締め付けるバラードは、どちらも同等にポジティブで誠実な感情を表現しているという。「人生は、厳しくてストレスだらけなのは知っているけど、芸術の存在を感じれば美しいものになるわ」と述べる彼女の曲は、愛をテーマにした内容や、現代における恋愛の複雑さを題材としたものが多い。


最新アルバム『ラブ・ソングス』は、オリジナル・ジャズとクラシック・ポップを融合させ、バーブラの個性と魅力によって現代に甦らせているようなアルバムだ。

「Did I Just Say That」「Waking Up」「That’s What I Hate」などのオリジナル曲は、自身のライター、ヴォーカリスト、アレンジャーとしての才能を発揮している。

そして、「How Insensitive」「I Get A Kick Out Of You」「So In Love」などのジャズ・スタンダードや、「Love fool」「Secret Heart」といったポップ・ナンバーは、彼女の独自な才能によって、原曲とは180度違うアレンジを見せる。

また、同作のプロデューサーはベテラン・エンジニアであるジェームス・ブライアンが担当した。パフォーマーとして多彩な才能は、これからもファンとともに成長し、カナダが産んだ才能ある若きヴォーカルとしての確固たる地位を築いていくに違いない。

バーブラ・リカ
1999年、カナダ・トロント生まれのジャズ・シンガー。プロ・シンガーだった母親のもと熱心な音楽教育を受ける。6歳の時に父親のCDコレクションを通してジャズに触れ、すぐにドリス・デイやエラ・フィッツジェラルド、ペギー・リーなどを歌い始める。これまでデイヴ・ヤング、ピーター・アップルヤード、ブライアン・バーロウ・ビッグ・バンドとの共演や、ジョー・シャーリー&ポール・ノボトニーのアルバムにも参加。トロントを中心に活動し、オリジナル曲も積極的に制作。2012年『ザッツ・ホワット・アイ・ドゥ』でアルバム・デビュー。

掲載: 2015年08月31日 17:01