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クリント・イーストウッドの息子、カイル・イーストウッドのジャズ・アルバム

Kyle Eastwood

ジャズ・ベーシスト&コンポーザー、映画音楽も手掛ける、カイル・イーストウッド。98年のソロ・デビュー作から数えて、通算7作目となるニュー・アルバムが遂に登場。

本作『タイム・ピーセス』は、カイル自身の音楽(ジャズ)的ルーツに今一度立ち返り、制作されたアルバムである。50年代ジャズが生んだ2つの名曲、ホレス・シルヴァーの「Blowin' the Blues Away」、ハービー・ハンコックの「Dolphin Dance」のカヴァーを中心に、これらに強く影響を受けたオリジナル楽曲がM4、10、7、6である。特にM6「Peace of Silver」は、本作を録音中(2014年夏)同時期に、惜しくも世を去ったホレス・シルヴァーに捧げられている。

カイル自身、絶賛しているアンドリュー・マコーマック(p)、クエンティン・コリンズ(tp)ら、気心の知れたバンドメンバーらと繰り出す、味わい深く、リリカルでセンシティヴなハードバップ・セッション!

さらに、カイルの制作した代表的な映画音楽のひとつである、『硫黄島からの手紙』をピアノとベースによるニュー・アレンジ・ヴァージョンで披露しており(M8)、アルバムのアクセントとして非常に効果的な役割を担っている。

カイル・イーストウッド Kyle Eastwood
1968年、米サンタモニカ生まれ、モンタレー育ちの男性ミュージシャン。幼少時代、ジャズ好きで有名な実父で俳優兼映画監督のクリント・イーストウッドに連れられ、モンタレー・ジャズ・フェスティバルや地元のジャズ・クラブへ通う日々を送る。バニー・ブルネルにベースを師事し、98年に『フロム・ゼア・トゥ・ヒア』でデビュー。『ミスティック・リバー』(2003年)や『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)など、父の監督作のサントラを手掛け、2008年の『グラン・トリノ』では、音楽がゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にノミネートされた。2013年3月、5枚目のリーダー作『ビュー・フロム・ヒア』を発表。2015年、7枚目の作品『タイム・ピーセス』をリリース。

掲載: 2015年09月02日 10:51