フローティング・ポインツが待望のデビュー・アルバム『ELAENIA』をリリース
フローティング・ポインツことサム・シェパードが、待望のデビュー・アルバム『Elaenia』のリリースを発表し、最新ミュージック・ビデオを公開した。「Silhouettes」と名付けられた本ビデオでは、11月リリースのデビュー・アルバム『Elaenia』に収録された11分を超える楽曲「Silhouettes (I, II & III)」の一部を聴くことでき、シネマティック・オーケストラを彷彿とさせる美しくドラマティックな展開と、光のドローイングが神秘的な映像が印象的。撮影は、スペインとポルトガルの国境に位置する街、地球上で最も火星に近いとされるリオ・ティントと、バルセロナのスタジオにて行われた。
マンチェスターに生まれ、現在は作曲家/プロデューサー/DJとしてロンドンを拠点に活動するフローティング・ポインツ。2000年代後半にシーンに登場するや否や、ハイセンスなダンス・ミュージックのプロデューサーとして早くから頭角を現し、2010年には〈Ninja Tune〉から、16人から成るオーケストラ・プロジェクト、ザ・フローティング・ポインツ・アンサンブル名義でリリースした10インチ作品『Post Suite / Almost In Profile』をリリース。それがジャイルス・ピーターソン主宰の〈Worldwide Awards〉を受賞すると、クラシック音楽からジャズ、電子音楽、ソウル、MPBまでを自由自在に横断するその才能が高く評価を受けた。その後はDJで世界中を回りながら、今やカリブーやフォー・テットなどと肩を並べるほどのステータスを築き上げる。〈Eglo Records〉を共同運営するレーベルオーナーとしての顔も持ち、さらには神経科学の博士号を取得したサイエンティストでもあるという、まさに異才である。
過去10年間のすべてを込めたという待望のデビュー作『Elaenia』は、南アメリカに生息する鳥、シラギクタイランチョウの名がつけてられている。アートワークは、自らが製作したハーモノグラフを使い、モジュラー・シンセサイザーと同期させた光ファイバーケーブルの光線で描いたドローイングアートとなっている。
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タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2015年09月03日 14:40