NWOBHMの重要バンド=ガスキン、初期名作2タイトルがSHM-CD紙ジャケ化
【End Of The World】
英国で吹き荒れたNWOBHM旋風の中、多くのリスナーを唸らせ名盤としての地位を確立しているガスキンの傑作デビュー・アルバムが、SHM-CD仕様で紙ジャケ化!
ヴォーカル&ギターのポール・ガスキンを中心に1980年に英国で結成されたガスキンは、伝統的なブリティッシュ・ハードロックの中に初期ラッシュからの影響も感じさせるバンド。日本人好みの哀愁や、儚さを感じさせる楽曲群は秀逸の一言。
本作は、メロディアスなHRチューンの「Sweet Dream Maker」、スピード・ナンバーの「Burning Alive」に加え、ドラマティックな「Despiser」、シングルにもなったキャッチーな「I'm No Fool」、そして叙情的な哀愁美を感じさせる「Handful of Reasons」などフック満載、名曲揃いの傑作として名高い1枚。
今回の再発に際し、シングル・ヴァージョン、デモ、貴重なセッション音源などマニア諸氏も納得のボーナス・トラックを6曲追加収。
【No Way Out】
81年に『End Of The World』で鮮烈デビューを果たしたがスキンの、 Engineered by Stephen Stewartメンバー・チェンジを経てリリースしたセカンド・アルバムがSHM-CD仕様で紙ジャケ化!
トリオ編成だった前作時からベーシストのステフ・プロコプツクが脱退、今作は後任ベーシストを迎えただけでなく、リード・シンガーとしてブレン・スペンサーが加入。ポール・ガスキンはギターに専念し、バンドはさらなる進化を遂げた。その効果は絶大で、新シンガー=ブレンの歌唱力がコンパクト&キャッチーな今作の作風に見事にマッチ。バンドの新たなスタイルをパーフェクトに確立させた。
ファーストからの作風の変化などの理由から、一般的な評価という面では長年に渡り地味な扱いに甘んじてきたこのセカンド・アルバムだが、今こそ再評価されるべき重要作である。
今回の紙ジャケ化に際し、ビリー・アイドルのカヴァーで有名なシングル曲「Money Money」始め、貴重なデモ、そしてレアな'81年のライヴ音源含む6曲のボーナス・トラックを追加収録!
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2015年10月09日 12:05