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〈2015年アーティストの一番のお気に入りCDは?〉阿南智史[G](never young beach)編

ネバヤン

 

Yogee New Wavesに続く、Roman Labelの第2弾アーティスト、never young beachのファースト・フル・アルバム。昭和な純喫茶から漂う珈琲のにおい、春の訪れから夏休みまでのワクワク、真夏の蒸せ返るような暑さなど、様々な景色を映した独特な空気感を持った楽曲群を収録。

 

never young beach「あまり行かない喫茶店で」

 

▼選盤テーマ:2015年、一番聴いたCDは?

Tame Impala『Currents』

荒いコンプをがっつりかけたリズムの音圧がぐいぐいくる。このビートだけでも最高なのに、コードプログレッションはしっかりポップスとして高水準でメロディもめちゃくちゃフックがある。あとテンポ感が最高。このアルバムに限ったことじゃないですが、Mac Demarcoの録音物なんかもそうですが、やっぱテンポ感がいいっていうのは重要。いちばんセンス出るとこだと思う、テンポ感。日本の音楽(インディー含め)はこのテンポ感参考にしたほうがいい。最近の日本のポップソングは速い。あと諸説あるが、Tame ImpalaはBeatlesなしでは語れない。そのコンプがかったビートも、コーラスの代わりにシンセでみせるウォールオブサウンドも、トレブリーなギターも、ヴァイオリンベースサウンドも、ビートルズなんですよね。俺からしたらMac Demarcoの音源もビートルズだと思う。ミックスの感じがそれっぽい。脱線したけど、死角がない最高のポップアルバムです。

 

▼選盤テーマ:2015年、一番気になったアーティストは?

Ryan Adams

ライアンアダムスを知ったのはつい最近で、2014年の夏終わりくらいにでたライアンアダムスのライアンアダムスってアルバムを遅れて知って、上半期はずっとそれを聴いてました。2015年はテイラースウィフトの1989のカバーアルバムを出してたりして、最近活発みたいです。フジロック2015でのステージを生で拝見しましたが、モダンウエストコーストロックンロールプリンスって感じで超かっこ良かったです。

 

▼2015年印象に残った出来事は?

never young beachで出たフジロックの苗場食堂でのライブがとても印象に残っています。メインステージのトリの裏だったけど、お客さんがどんどん増えて、どんどん乗ってくれて、挙げ句の果てにはアンコールまでやったりして、最高でした。またエンジニアの葛西さんにPAをしてもらったことも手伝い、バンドの音が最高に抜けてて良かったのと、アンプが僕の大好きなFenderのHot Rod Deville(ライブハウスには絶対置いてない)で、弾いててすごく気持ちよかったってのもでかかったです。

 

▼リリース&ライヴ情報

1月15日にnever young beachのYASHINOKI HOUSEが新曲を追加して12inch盤で発売されるのでチェックしてみて下さい。あと個人的にやっている別バンドのPAELLASのミニアルバムを1月1日にリリースしましたのでそちらも宜しくお願いします!

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2016年01月14日 16:00