USギター界の重鎮ビル・フリゼール、OKehレーベルからの第3弾スタジオ・アルバム
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約1年3カ月ぶりとなる本作は〈映像音楽〉をテーマに、『007』『ウエスタン』」等、1960年代のハリウッド映画からの音楽や1950~1960年代ヒットしたTV番組音楽等を選曲。
ビルのギターから古き良き時代のアメリカが透けて見えてくるような、心の風景がたちのぼる作品。チャーリー・ヘイデンの娘ぺトラの神秘的な声がサウンドスケープに陰影を加えている。
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そもそもこの作品の生まれるきっかけとなったのは、2013年にチャールズ・ロイドがギタリスト、ビル・フリゼールをUCLAのロイス・ホールに招待し、一緒に演奏したこと。その年のちょっと前にステージを共にした2人、
ロイド曰く「僕たちはピッタリ息が合ったんだ。僕たちはもっとサウンドを一緒に作っていくことができると確信した。ビルはとても繊細で直観的。彼はこどもの頃デンヴァーにいて、ジャック・ディジョネット、キース・ジャレットと一緒に組んだ僕の最初のバンドに影響を受けたそうなんだ。そしてその音楽が彼のイマジネーションを大きく広げて新しい可能性の数々を見せてくれたというんだよ。だから、僕たちは一緒にいるとき、そんなに話す必要もないんだよ。全てのフィーリングは音楽、サウンドで表現されるんだ。」とのこと。
掲載: 2016年01月19日 15:41