ジュリエット・グレコ、ベスト盤
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2015年4月にステージからの引退を表明したグレコ。2016年6月には23回目の、そして最後の来日公演を行う。長き活動の大きな節目となる、まさにこの時期にリリースされるのが本コンプリート・ベスト。現在までにリリースされた数多くのアルバムの中から厳選された309曲を13枚のCDに収めた。〝パリの空の下"〝ラ・ジャヴァネーズ"などキャリアを代表するヒット曲、話題曲が満載。まさにシャンソンファン必聴の永遠のボックスセット。時代と対峙ながら常にベストを尽くして来た一人のシンガーの魂の軌跡がここにある。
■収録曲
Disc 1 1951-1955 パリの空の下、街角、私は日曜日が嫌い、私は私、他全26曲
Disc 2 1956-1959 場末の踊り場、失われた恋、悲しみよこんにちは、ジャヴァはどこでも、他全26曲
Disc 3 1959-1962 そのつもりでも、枯葉、あとにはなにもない、小さな踊り場、他全27曲
Disc 4 1962-1964 パリ・カナイユ、アコーデオン、ラ・ジャヴァネーズ、他全24曲
Disc 5 1964-1966 聞かせてよ愛の言葉を、古いパリの岸辺に、詩人の魂、ラ・メール、他全27曲
Disc 6 1967-1968 浜辺の恋人たち、脱がせてちょうだい、タンゴ、私が待つのはあなた、他全24曲
Disc 7 1969-1971 孤独への道、懐かしき恋人の歌、恋、私の心は枯葉、他全29曲
Disc 8 1972-1976 息子よ 歌いなさい、私が私の色になる時、この未完の歌、美しくなる時、他全25曲
Disc 9 1975-1977 愛に生きる、11月色のパリ、永遠の別れをあなたに、煙の恋人たち、他全23曲
Disc 10 1982-1998 桜んぼの実る頃、空虚なものは何もない、ある夏の日、失われし年月、他全23曲
Disc 11 2003-2006 私は役に立ちたい、プレヴェールの歌、ヴォラーレ、時の流れに、他全21曲
Disc 12 2009-2012 パリの橋の下、夢見るパリ、ロミオとジュリエット、脱走兵、他全22曲
Disc 13 2013 行かないで、この次の恋、アムステルダム、老夫婦、他全11曲
+ボーナストラック パリの動物誌(ピエール・ブラッスールとの共演)
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1951年の初レコーディング以来数多くのアルバムをリリースし、常にシャンソン界のフロントラインに立ち続けたジュリエット・グレコ。いい時もあれば、フランスのコンサートで客席が半分も埋まらない時もあった。「もし私がコンサートでいい加減に歌ったら、今日のお客さんは二度と私を聴きに来てはくれないだろう」と、どのような状況でも常にベストを尽くしたグレコ。そして2015年4月、その長いキャリアに終止符を打つことを表明した。コンサートからの引退を発表したのだ。「舞台の上で疲れたと感じたことは一度もない。まだまだ歌い続けられるけど、美しく去ることも知らなくてはならない」と自身の決心を明らかにした。その後スタートした最後のコンサート・ツアー「メルシー!」はフランスのブールジュを皮切りにイスラエル、ドイツ、カナダ、イタリア、ベルギー、オランダなど特に思い入れの深い地域を回り、2015年12月と2016年2月にはパリで3日間のコンサートを行った。2016年6月には23回目の、そして最後の来日公演も行われる。その「メルシー!」と題したツアーに合わせてリリースされる作品が本アルバム。「私の歌いたい歌を伝えたい」と本人が選曲のアイディアを出し、1951年レコーディングの〝私は私"から、2013年リリースの最新オリジナル・アルバム『ジャック・ブレルを歌う』収録曲まで、実に62年間のキャリアの中からセレクトした。本アルバムのラストは全てのリスナーの方々に贈る新曲〝メルシー"で締めくくられます。“ ありがとう詩に風に命にありがとうこの割れるような拍手全部にアンコール”( 歌詞対訳から一部抜粋/訳:中村敬子)全てを包み込む優しさを讃えた素晴らしい曲であり、現在のグレコの思い全てが詰まった一曲。
【ツアー情報】下記公演が中止となりました。
「ジュリエット・グレコラストツアー” Merci! ”」
2016年6月1日(水)Bunkamuraオーチャードホール
2016年6月3日(金) みなとみらいホール
2016年6月5日(日)東京国際フォーラムホールC
【ツアーに関するお問い合わせ】
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337
掲載: 2016年02月10日 18:30