アメリカが誇る実力派シンガー・ソングライター、M・ウォードの4年ぶり新作
ズーイー・デシャネルとのデュオ、シー&ヒムとしても活動し、現在までにソロとして7枚のスタジオ・アルバムをリリースしているUS男性シンガー・ソングライター、M・ウォード。そんな彼が、2016年3月に4年ぶりとなる新作『モア・レイン』を発売する。
今作のリリースに際してM.ウォードは、次のように話す。
「現代のアメリカにおける最大のミステリーは、新聞の一面を飾る終わりなき訃報をどう受け止めて、それぞれ日々の生活をおくれば良いのか? ということ。我々の脳内のどこかには人類の全景を見る能力があるはずで、そういった意味で音楽は人々(僕自身を含む)を正しい道へ導いてくれると思うんだ」。
前を作発表した4年前に制作を開始したという今作。もともとはドゥーワップをイメージして作られたものの、完成してみたら室内にいるべき雨の季節のアルバム。悪天候の中でも前向きで、同時に過去を反映した内容に仕上がった。前作と比べるとテンポもボリュームもあがり、以前は自分自身の心の内側を外から省みていたのに対し、今作では内から外を見つめている。公開となっている新曲「Girl From Conejo Valley」は、過去にいた場所と、そこで知り合った人々を歌ったノスタルジックなナンバー。なお、アルバムには豪華コラボレーターとして、ピーター・バック(元R.E.M.)、ニーコ・ケース、k.d.ラング、シークレット・シスターズ、NRBQのジョーイ・スパンピナートらの名前があがっている。
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掲載: 2016年03月01日 18:20