ホーリー・ファック、6年振りとなる4枚目のアルバム『Congrats』をリリース
トロント出身のインストゥルメンタル・ロック・バンド、ホーリー・ファックが、2010年の『Latin』以来、6年振りとなる4枚目のアルバム『Congrats』をリリース!
まだその名が広く知られる前から、SXSWで彼らのパフォーマンスを見た故ルー・リードをして、全出演者の中で彼らが一番最高だったと言わしめたホーリー・ファック。キャリアを通して、今回初めて本格的なスタジオでレコーディングをしたという彼らは、そのパンクバンドにも匹敵するハードコアへの探究心、リズムへに対する執拗なまでのこだわりから生まれる鉄壁のグルーヴ、そして混沌と恍惚の入り混じったサイケデリアを完全に解放。まるでアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンがフェラ・クティに感化され、ブライアン・イーノがキーボードを操作し、ミキシングボードの全てのチャンネルを限界値までぶちあげているかのような衝撃を生み出した。
スーサイド、シルバー・アップルズ、カン、ミッション・オブ・バーマ、ザ・モンクス、サン・ラといったアウトサイダーたちに感化されてのDNAを引き継ぐ彼らが完成させた最新作『Congrats』では、これまでの作品が今作でのブレイクスルーへの前兆だったと思わせるほど、内に秘めたカオスと狂気を前面に打ち出し、よりヘビーかつワイルド、それでいてより洗練された切れ味鋭いサウンドを実現。ここにLCDサウンドシステム復活イヤーである2016年を凌駕するであろう代表するインスト・ロックの重要作ダンス・パンク・サウンドの金字塔がここに誕生した。