ベルギー・インディ・フォーク最重要バンド、ダン・サン新作
ダン・サンはベルギーのリエージュを中心に活動する男女混合6人組インディ・フォーク・バンド。
2010年にEP「PILLOW」、そして2012年にファースト・アルバム『DOMINO』をリリースし世界各国で注目を集める。ツアーに次ぐツアー、そして各国でのフェスティバル出演を重ねヨーロッパ中で120以上ものライブを敢行。メンバーそれぞれのサイドプロジェクトに集中、そして2年の月日を経て活動再開を果たし、完成したのがこのセカンド・アルバム『SHELTER』。
エールの『Talkie Walkie』やフェニックスの『It's Never Been Like That』など、多数のフランスのアーティストを手がけるエンジニア、ヤン・アーナウドと共にファイストが録音した事でも有名なフランスはパリの築200年と言うマナーハウスの〈LA FRETTE STUDIO〉にてビンテージ機材により録音、制作された。
ダン・サンの高いミュージシャンシップと志の高い音楽性、そのスタジオ、エンジニアの相性により完成された作品は、完全にこれまでよりも成長した作品であり、モダンでありつつクラシカルな存在感を放つアルバムとなっています。
緻密で繊細で温かみのあるサウンドプロダクションと、牧歌的かつスケール感のある美しく荘厳な楽曲が溶け合う仕上がりは、とにかく素晴らしい作品として完成されています。フォークを軸に独創的かつ幻想的なサウンドスケープを描く楽曲はボン・イヴェールやフリート・フォクシーズ、ベイルート、ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハート、コーダライン、ザ・XX、ドーター、キングス・オブ・コンビニエンスあたりが好きな人を魅了して止まない大傑作となっています。
本国ベルギーのみならず、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、そしてここ日本を含む、世界的な飛躍も確実と言える作品です。
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掲載: 2016年04月19日 15:02