フレンチ・ハウス/エレクトロ・シーンの顔、カシアスの10年振りアルバム
フレンチ・ハウス/エレクトロ・シーンの顔、カシアスの10年振りアルバム
参加アーティスト: Mike D(ビースティー・ボーイズ)、ライアン・テダー(ワンリパブリック)、ファレル・ウイリアムス他
【Cassius】フィリップ・ゼダールとユベール・ブームベースは1989年に出会い、フランス人ラッパーのMCソラーをプロデュースして以来ずっと一緒に音楽を作ってきた。
彼らの最初のプロジェクトであるラ・ファンク・モブは、90年代初頭にMO Waxと契約した。その後2人は、ソウルの要素を取り入れたハウス・トラック「Foxxy」とともにカシアスをスタートさせた(ゼダールはディープ・ハウス・デュオのモーターベースとしても活動していた)。
デビュー・アルバムの『1999』に収録された「1999」と「Feeling for You」の2曲は、UKトップ20に入るヒット曲となった。2002年の『Au Rêve』と2006年のノスタルジックな『15 Again』では、ファレル・ウィリアムス、ゴーストフェイス・キラ、ジョセリン・ブラウンらとコラボレーションしてサウンドの幅を広げた。2010年のEP『The Rawkers』(リード曲である「I <3 U So」のサンプリングはジェイ・Zとカニエ・ウエストが担当した)を別にして、ここ10年間のカシアスは他の活動に従事していた。ブームベースは個人的なプロジェクトに取り組み、ゼダールはフェニックス、ビースティー・ボーイズ、ザ・ラプチャー、カインドネス、ワンリパブリック、キャット・パワーなどの楽曲制作とミックス作業に取り組んでいた。
しかし、2013年の始まりとともに2人はカシアスに戻ってきた。「自分のヒーローだった、夢のような大物たちと仕事することをやめることはできなかった。でもある日決めたんだ。『よし、たとえローリング・ストーンズからオファーが来ても、自分たちのアルバムを作ろう』ってね」ゼダールは言う。
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2016年08月05日 15:29