YOKOHAMA CALIFORNIA、70’s日系アメリカ人によるフォーク・ロック名盤、遂にCD化
黒人やチカーノたちの公民権運動にも影響を受けて、カリフォルニア州サンノゼで日系3世らを中心に結成されたグループ、YOKOHAMA CALIFORNIA。バンド名は日系小説家、トシオ・モリによる同名小説から名付けられ、学生だったピーター・ホリコシ(g、vo)、マイケル・オカガキ(g,vo)、紅一点サム・タキモト(g,vo)によるトリオからスタート。後に、北カリフォルニアの大学やコミュニティ・イベントなどを通じて知り合ったロバート・キクチ・インゴーホ(key, vo,per)やキース・イノウエ(g,vo)らが参加し1977年、アジア系音楽シーンを紹介する気鋭の独立レーベル、バンブー・レコードから1枚のアルバムを発表。詩情溢れる美しいフォーク・ロックからギル・スコット・ヘロンにインスパイアされたグルーヴィなスポークン・ワーズまで。日系/アジア系アメリカ人たちの体験、ヒロシマ・ナガサキ、そしてラヴ・ソングなどを題材に、70年代のカリフォルニアらしいダウンホームなサウンドで歌い上げた感動の傑作。カリフォルニアの日系コミュニティのなかだけで密かに知られてきた歴史的価値も高い重要作品がCD化。
■未発表のライヴ音源7曲を含む計16曲を収録。
■当時封入されたオリジナル・ブックレットにボーナス・トラックの解説なども加えた豪華ブックレット(英語)、全翻訳及び日本語解説(20ページ)を封入。
タグ : リイシュー
掲載: 2016年09月30日 14:28