ドクター・ジョンと彼を敬愛するミュージシャンたちが一同に会した特別ライヴ
2014年5月3日にニュー・オリンズのSaenger Theatreで行われたドクター・ジョンと彼を敬愛するミュージシャンたちが一同に会した特別ライヴを収録した2CD。
なんとも豪華なミュージシャンたちが揃い、一大ニューオリンズ祭りと称されるが、中でもサプライズ出演となったのは1曲目を飾るブルース・スプリングスティーンとの共演で1973年の大ヒット「Right Place Wrong Time」。その他、ジェイソン・イズベルの「Blow Wind Blow」、メイヴィス・ステイプルズのゴスペルがかっこいい「Lay My Burden Down」、ワイドスプレッド・パニックの「Familiar Reality」、ライアン・ビンガムの「Back by the River」、そしてジョン・フォガティの「New Orleans」、さらにニューオリンズを代表する残念ながら昨年他界したアラン・トゥーサン、アーマ・トーマス、テレンス・ブランチャード、ジョン・ブッテ、ビッグ・チーフ・モンク・ボドルー、ダーティー・ダズン・ブラス・バンド、ミーターズのジョージ・ポーターJr.、ジギー・モデリスト、そしてネヴィル・ブラザーズのアーロン、チャールズそしてシリルたち。さらにバンドを務めるのは現Blue Note社長でも活躍のベーシスト兼音楽監督のドン・ウォズ、バンドのリーダーを務めるのはオールマン・ブラザーズ・バンド/ザ・ローリング・ストーンズのキーボーディストのチャック・リーヴェル、つねにドクター・ジョンと一緒に活動してきたトロンボニストのサラ・モロウなど。
60年以上のドクター・ジョンのキャリアを祝うのにふさわしい楽しい一夜限りのライヴ、ドクター・ジョン自身の演奏/歌ももちろん聴きどころの一つ。ニューオリンズ・ファンは必聴の作品。
掲載: 2016年09月30日 19:12