クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー、通算5枚目となるアルバム
アレック・オウンスワース率いるロック・バンド、クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーが、前作『オンリー・ラン』から約3年振りとなるニュー・アルバム『ザ・ツーリスト』を発売。過去の作品同様、レーベルを介さずバンドにより自主リリースとなる本作は、ザ・スピント・バンドのニック・クリルをエンジニアに迎え、フィラデルフィアにあるドクター・ドッグのスタジオでレコーディングされた。ミックスは、過去に2枚のクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーのアルバムを手掛けたデイヴ・フリッドマン。デビュー以来、バンドはインターナショナルでファンを増やしていき、世界中をツアー。こうした経験がクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーに対するアレック・オウンスワースのヴィジョンを洗練させ、この新作の制作へと向かわせた。アルバムからは、アレックのヒーローであるジョン・ケイル、ロバート・ワイアット、トム・ウェイツ、 ニック・ケイヴの影響は感じ取れるものの、過去のアルバムからの確実な進歩も明確に示している。“Better Off”“The Vanity Of Trying”は華やかでキーボードも使われた楽曲で、“A Chance To Cure”“Ambulance Chaser”はリズムに特徴がある。“Loose Ends”はアコースティックをベースにしたフォーク・ロックだ。日本盤にはボーナス・トラックを3曲収録。解説・歌詞/対訳付き。