ザ・ジーザス&メリー・チェイン、19年振りとなる新作
1984年、ジム(弟)とウィリアム(兄)のリード兄弟を中心に結成されたノイズ・ギター・バンドの代名詞、ザ・ジーザス&メリー・チェイン。ノイジーなギターと、フィードバック・ノイズの中に溶けてゆく、けだるくもメロディアスなヴォ―カルというスタイルは、全世界に衝撃を与え、後に興るシューゲイザー・ムーヴメント、オルタネイティヴ・ロックなどへの影響は計り知れない。そんな彼らが約19年振りとなるニュー・アルバム『ダメージ・アンド・ジョイ』をリリース。アルバムからのファースト・シングルとして発表された“Amputation”は、歪んだギターのうねりと、ジムの無頓着なヴォ―カルとがぶつかり合うことで、なんともいえない催眠状態を引き起こす楽曲(=hypnotic track)に仕上がっている。また、ベスト・アルバムにも収録されている“All Things Must Pass”のニュー・ヴァージョンをはじめ、ガレージ・ロック・テイストな“Facing Up To The Facts”、耳障りのあるパワー・ポップ・チューン“The Two of Us”など様々なテイストの楽曲を収録。また、今作にはバンドのツアー・ドラマーのブライアン・ヤングや、Lushのベーシストフィル・キングが参加している。