【追悼】トミー・リピューマ
Tommy LiPuma トミー・リピューマ
1936年7月5日 米国オハイオ州クリーブランド生まれ。音楽プロデューサー。
ジョージ・ベンソン、マイルス・デイヴィス、ポール・マッカートニー、マイケル・フランクス、バーブラ・ストライザンド、ナタリー・コール、アル・ジャロウ、ダイアナ・クラールらの作品を手掛けた。
2017年3月13日、亡くなりました。享年80歳。御冥福を御祈り致します。
トミー・リピューマの主なプロデュース作品
Diana Krall『Turn Up the Quiet』
ジャズ・ヴォーカルの女王=ダイアナ・クラールのアルバム。約10年振りにジャズ・スタンダードを取り上げた2017年の作品。プロデュースは、彼女の育ての親ともいうべきトミー・リピューマ(本作がトミー・リピューマの最後のプロデュース作となった)。
George Benson『Breezin'』
1976年に発表されたジョージ・ベンソンの、トミー・リピューマ・プロデュースによるワーナー移籍第1弾アルバム。ビルボード・チャートのPOP、R&B、ジャズの各部門で同時1位に輝いた歴史的な名盤。大ヒット曲「マスカレード」収録。
Miles Davis『TUTU』
トミー・リピューマ&マーカス・ミラーとのコラボレイションで作り上げた、1980年代復活後のマイルスが残した金字塔的作品。1986年、ワーナー移籍第1弾作品。
Paul McCartney『Kisses On The Bottom』
ビートルズ・デビュー50周年、生誕70周年(ともに2012年時)のアニヴァーサリー・イヤーに発表する、ポール・マッカートニーのアルバム。巨匠トミー・リピューマをプロデュースに迎え、厳選したお気に入りのナンバーをジャジーに歌う、ロマンティックな魅力あふれる作品。
Al Jarreau『High Crime』
ソフトで伸びやかな歌声と、スキャット唱法など卓越したヴォーカル・テクニックを持ち個性を確立したアル・ジャロウの、1984年発売の8枚目のアルバム。トミー・リピューマをプロデューサーに迎え、デイヴィッド・フォスター、ビル・チャンプリンらの強力なサポートを得て、そのヴォーカルの持ち味を100%発揮。
掲載: 2017年03月17日 18:13