ボブ・マーリー (Bob Marley) 貴重な初期音源集『Lively Up Yourself』が登場
ボブ・マーリーの貴重な初期音源集が登場!リー・ペリーやバニー・リーのプロデュースの元、制作された貴重な作品を収録!ブックレットには当時ボブ・マーリーの写真撮影を許されたフォトグラファー、アーサー・ゴーソンの貴重な当時のボブを撮影した写真が満載のファン必携の資料的価値も高いコンピレーション作品!
1973年は、ジャマイカミュージックに転機が訪れます。Perry Henzellの映画“The Harder They Come“はその前年に公開され、ボブ・マーリーがIsland Recordと世界進出のはじまりとなる契約を結んだ年です。1973年7月、Rolling Stone 誌がMichael Thomasの解説とArthur Gorsonの写真による活気溢れるジャマイカミュージック の記事“The Wild Side of Paradise“ を出版しました。この記事を書くにあたり、2人はジャマイカを旅しながら地元の音楽に浸ります。そこで2人は、ヨーロッパツアーに行く前の28歳の若きボブ・マーリーに出会います。
1973年にRolling Stone 誌が出版した“The Wild Side of Paradise“は、同誌にとっても大きな転機の訪れとなりま す。それまでのジャマイカミュージックは西側諸国には馴染みのないものでした。'Revolution was in the air and, ten years into independence, Jamaica was on fireʻ はGorsonがこの時に残した言葉です。Island RecordのChris Blackwell氏の協力によりThomasとGorsonは ボブ・マーリーと時間を共にします。このコンピレーションのカバーはその時に撮った写真の一枚です。“The Wild Side of Paradise“は世界で初めてジャマイカミュージックを特集しレゲエを世界に紹介しました。この記事はThomasが後にAdrian Bootとコラボレーションした本“Babylon On A Thin Wire“の元となります。
もちろんボブ・ マーリーは1973年以前から活動をしていました。 60年代前半からThe Wailersの一員として優れた作品を残しています。 このコンピレーションは、60年代から70年代にかけ、ボブ・ マーリーがプロデューサーのLee PerryやBunny LeeそしてWisdomやLong Long Winterといったレコードレーベルと組んでいた、良き時代の曲をセレクトしています。フレッシュで純粋で、一度聴いたら耳に残る天才ボブ・ マーリーの美しいメロディの音楽です。“Duppy Conqueror“そして“Caution“ といった初期のクラシックな作品から、そこまで有名ではなくとも素晴らしい作品の“Wisdom“や“ Long Long Winter“、後にIsland Recordからアルバムを出すことになる“Trench Town Rock“や“Concrete Jungle“の元祖を収録しています。ルーツ・オブ・ レボリューション。
1973年にボブ・マーリーを一躍有名にしたRolling Stone 誌の特集"The Wild Side of Paradise"が出版される前、ボブ・マーリーがプロデューサーBunny Leeや Lee Perryと組んでいた時代の、60年後半から70年前半までの ベストソングを、フレンチジャーナリストのVincent Tarriereの解説と、写真家Arthur Gorsonの写真にのせて、年代順にまとめました。
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掲載: 2017年05月29日 11:43