シンフォニア・ヴァルソヴィアによる現代ポーランド作曲家作品集『39'45 VOL.2』!
ポーランドの室内管弦楽団、「シンフォニア・ヴァルソヴィア」の注目盤。
アルバム・タイトルの「39'45」は、第2次世界大戦の期間である「1939-45」をかけたもので、収録作品はポーランドが占領されている期間中に書かれたものとなっています。この時代の音楽の研究者でもあるレナート・リヴォルタが指揮をとり、ルジツキの曲は世界初演となります。ポーランドの音楽シーンのバックボーンを形成した世代が、これまで見たことのないまったく別の世界で作曲するための第一歩を踏み出したことをしばしば忘れられています。ここに収録されている曲は、共通の時間と原点にもかかわらず、音楽に関するさまざまな考え方が示されている曲が含まれています。
ルジツキの『ピエタ』では反射的で敬虔な音。キシエレフスキの曲のフィナーレでは、活発なラグタイム。バツェヴィチの序曲は、職業的現実から心を解放するための探求などが含まれています。当時の聴衆は各作品に付随する様々な感情として、当時のポーランド作曲家の感性についてのユニークな洞察を与え、戦争にもかかわらず、地下のミュージシャンがコンサートホールに戻る将来を期待していました。それらの貴重な音楽が、ここに収録されています。
(ワーナーミュージック)
【収録予定曲】
1) グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):管弦楽のための序曲(1943)
2) タデウシュ・ジクフリト・カセルン(1904-1957):弦楽のための協奏曲(1943)
3) ステファン・キシエレフスキ(1911-1991):室内オーケストラのための協奏曲(1944, 1949)
4) ルドミル・ルジツキ(1884-1953):『ピエタ』(管弦楽のための埋もれたワルシャワの遺跡)
【演奏】
レナート・リヴォルタ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
【録音】
2014年、ポーランド放送、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
掲載: 2017年07月28日 00:00