UKのソウル・シンガー、SEAL初のジャズ・スタンダード・アルバムの登場
photo Jan Welters
キャリア30年、10枚目のアルバムで Frank Sinatra, Ella Fitzgerald, Nina Simoneなどのレジェンドたちへのトリビュートともいえる作品。シール曰く「本作は長年ずっと作りたい思っていたアルバムなんだ。 というのは僕は50年代~60年代半ばのラット・パック時代から音楽を聴いて育ったから、このアルバムに入っているタイムレスなスタンダードを録音することは夢だったよ。しかも、フランク・シナトラや僕の大好きなアーティストたちと共演してきたミュージシャンともコラボレーション出来、そして同じスタジオで録音できたのは本当に光栄なことだった。僕のレコーディング・キャリアの中でも夢のような日々だった。」とのこと。
昔のハリウッドをそのまま現代に持ってきたような作品で、10年前に500万枚のセールスを上げ大ヒットでおなじみの彼の特徴であるヴェルヴェットのような温かいヴォーカルは健在、スタンダードの名曲の数々に新たな息吹を与えたかのよう。シナトラによって世に広まった「Luck Be A Lady」, 「I’ve Got You Under My Skin」,「It Was A Very Good Year), エラ・フィッツジェラルドの代表曲「I’m Beginning to See The Light」、そしてニーナ・シモンの「I Put A Spell on You」などからオーケストラをふんだんに使ったチャップリンの代表曲「Smile」、コール・ポーターの名スタンダード「Love For Sale」などジャズ・ファンも納得できる極上のヴォーカル作品!
シナトラと共演経験のあるピアニストRandy Waldman,エラやレイ・チャールズと共演したベースの Chuck Berghofer、クインシー・ジョーンズや巣ティーヴィー・ワンダーと共演してきたドラムスのGreg Fieldsなどが参加。録音はシナトラのみならずディーン・マーティンやナット・キング・コールなど数々の名盤を生んだLAのキャピトル・スタジオ、そしてビング・クロスビーやシナトラが「It Was A Very Good Year」を録音し有名になったユナイテッド・スタジオで録音。
SEALはこれまで世界で3000万枚のセールスを上げ、グラミー賞、ブリット賞、Ivor Novello賞など一連受賞経験を重ねてきたが、まだまだ世界でもっとも輝かしいミュージック・スターとして輝き続けているのが存分に伺える作品!
限定となるデラックス盤にはボーナス・トラック3曲収録!デジパック仕様。
タグ : ソウル/R&B
掲載: 2017年09月19日 16:13