シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)約7年振りのアルバム『Rest』
天才アーティスト故セルジュ・ゲンズブールと人気女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた天才女優、シャルロット・ゲンズブール。2006年に豪華強力制作陣と共にアルバム『5:55』を発表し、2010年にはベックとタッグを組んだアルバム『IRM』を発表、映画の世界だけでなく音楽の世界でもその力強くも可憐なその魅力を世界に向けて発表してきた彼女が、スタジオ・アルバムとしては前作『IRM』より約7年振りとなる最新作『REST』を完成させた。
プロデューサーにフランク・オーシャン、仏エレクトロ・ハウス・アーティストのKavinsky(カヴィンスキー)などのプロデュースで知られるEd Banger出身のアーティスト/DJであるSebastiAn(セバスチャン)を迎え、従来の殻から脱却したという今作『REST』。シャルロットは「彼(セバスチャン)の強烈さと、私のシャイネスを覆い隠してくれる、音楽で自身を表現するエクストリームな表現方法を信じたの。私がどのように感じるかを彼が理解することだって自信があったし」と、絶大な信頼を寄せるプロデューサーの存在についてこのように語っている。
セバスチャン以外にも、多数のアーティストが今作には参加、アルバムにカッティング・エッジなエレクトロ・エッセンスを混ぜ込むことに成功している。Connan Mockasin(コナン・モカシン), Owen Pallet (オーウェン・パレット:Arcade Fire, Caribou, Franz Ferdinand)、そしてTom Elmhirst (Frank Ocean, David Bowie, Jamie XX, Adele)がミックスを担当するなど豪華多彩だが、ここで特筆すべきはやはり「Songbird In A Cage」を書いたサー・ポール・マッカートニーと、表題曲「Rest」の編曲およびプロデュースを手がけたGuy-Manuel de Homem-Christo(ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト[ダフト・パンク])であろう。
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掲載: 2017年10月02日 13:15