スーパー・ドラマー、カーマイン(Carmine)&ヴィニー(Vinny)のアピス(Appice)兄弟がファースト・スタジオ・アルバムを発売
兄カーマインはベック・ボガート&アピス、ヴァニラ・ファッジ、カクタス、オジー・オズボーンなどとの活動で、最強ドラマーの名を欲しいがままにしてきた。弟ヴィニーもまた、ブラック・サバスやディオ、ヘヴン・アンド・ヘル、デリンジャー、ワールド・ウォーIIIなどで活躍してきた超絶ドラマーだ。これまで2人の“ドラム・ウォーズ・コンサート”は何度も行われ、2014年にはライヴ・アルバム『Drum Wars Live!』も発表されているが、遂にスタジオ・アルバム『シニスター』で盛大なスーパー・ドラミング大会を繰り広げることになった。
40年以上のあいだロック界に強烈なビートを鳴り響かせてきた2人ゆえ、“ドラム・ウォーズ”のコンセプトに共鳴して、数多くの実力派ミュージシャン達が参戦。クレイグ・ゴールディ(元ディオ)、トニー・フランクリン(元ブルー・マーダー)、ロビン・マッコーリー(マコーリー・シェンカー・グループ)、ポール・ショーティノ(ラフ・カット)、ジョエル・ホークストラ(ホワイトスネイク)、バンブルフット(元ガンズ・アンド・ローゼズ)、ミック・スウェダ(ブレットボーイズ)、フィル・スーザン(元オジー・オズボーン)、エリク・ノーランダー(ラナ・レーン)らをフィーチュアしたオールスター・アルバムとなっている。
ツイン・ドラムスが炸裂するヘヴィ・メタリックなオリジナル・チューンの数々に加えて、ブルー・マーダーの名曲「ライオット」をロビン・マコーリーが歌う新ヴァージョンを収録。また、両ドラマーにとって縁の深いブラック・サバスの「アイアン・マン」~「ウォー・ピッグス」~「パラノイド」をメドレー形式にした「サバス・マッシュ」も収録されている。かつてロッド・スチュワートと「アイム・セクシー」を共作するなど、ソングライターとしても世界的に支持されてきたカーマインが中心となったオリジナル・ナンバーの数々も優れたもので、「ユー・ガット・ミー・ランニング」ではカーマイン自らがリード・ヴォーカルを取るなど、『シニスター』はアピス兄弟のキャリアのセレブレーションだ。彼らのライヴのハイライトのひとつであるスーパー・バトル「ドラム・ウォーズ」のスタジオ・ヴァージョンも初めて収録される。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2017年10月20日 18:00